カテゴリ:読み物

記事一覧
  • 豊川孝弘の将棋オヤジギャグ大全集(書評)

    豊川孝弘の将棋オヤジギャグ大全集posted with ヨメレバ豊川孝弘 主婦の友社 2017年10月20日 楽天ブックスAmazon 満足度:★★★☆☆...

    2019/11/18

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  • 藤井聡太 新たなる伝説(書評)

    藤井聡太 新たなる伝説 (別冊宝島 2613)posted with ヨメレバ 宝島社 2017-08-21 Amazon楽天ブックス 対象棋力:全将棋ファン阪田の満足度:★★★★★内容はデビュー以来29連勝を達成した中学生棋士・藤井聡太四段について、複数の棋士や観戦記者がさまざまな角度から、その強さやスター性を分析した一冊。16ページまでは、藤井四段のカラー写真で、以降は「炎の七番勝負」や「29連勝達成の話」な...

    2017/08/24

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  • ドキュメント コンピュータ将棋(書評)

    ドキュメント コンピュータ将棋 天才たちが紡ぐドラマ (角川新書)posted with ヨメレバ松本博文 KADOKAWA/角川書店 2015-03-25 AmazonKindle楽天ブックス 対象棋力:電王戦に興味がある人なら棋力問わず阪田の満足度:★★★★内容は主に前半部分は「第1回電王戦」「第2回電王戦第4局」「第3回電王戦リベンジマッチ 森下九段vsツツカナ」でクローズアップされた出来事、後半部分は「電王戦FINALの...

    2015/04/06

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  • ルポ 電王戦(書評)

    ルポ 電王戦 人間vs.コンピュータの真実 (NHK出版新書)posted with ヨメレバ松本 博文 NHK出版 2014-06-06 AmazonKindle楽天ブックス 対象棋力:コンピュータ将棋対人間に興味がある人阪田の満足度:65%1967年の詰将棋解読コンピュータHITAC5020Fから始まるコンピュータ対人間の歴史を振り返り、第3回電王戦、そしてその数週間後に行われた2014年世界コンピュータ将棋選手権までが記されてい...

    2014/09/15

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  • 第3回将棋電王戦公式ガイドブック(書評)

    将棋世界ムック 第3回将棋電王戦公式ガイドブック ~世紀の対決を楽しもう~ (マイナビムック) (マイナビムック 将棋世界)posted with ヨメレバ将棋世界編集部ほか マイナビ 2014-02-28 Amazon 対象棋力:電王戦に興味があれば大部分は棋力に関係なく読める内容阪田の満足度:85%(※第3回電王戦開幕前の満足度)...

    2014/03/05

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  • 第2回電王戦のすべて(書評)

    第2回電王戦のすべてposted with ヨメレバマイナビ マイナビ 2013-07-25 Amazon 阪田の満足度:85%amazon内容紹介より「棋士がコンピュータに負ける――。そういう日が遠からず来ることがあるとしても、そこに自分が対局者としているなんて、一体いつから想像できただろう」(佐藤慎一)ニコニコ生放送で累計200万人以上が視聴した、プロ棋士VSコンピュータ将棋による世紀の団体戦...

    2013/09/02

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  • われ敗れたり(書評)

    われ敗れたり―コンピュータ棋戦のすべてを語るposted with ヨメレバ米長 邦雄 中央公論新社 2012-02 Amazon楽天ブックス 阪田大吉の満足度:80%「第1回将棋電王戦 米長邦雄永世棋聖 VS 将棋ソフトボンクラーズ」について米長邦雄永世棋聖の自叙伝を中心に書かれた本。第5章が公開対局直後の記者会見全文、第8章がプロ棋士と将棋ソフト関係者による客観的な見解、それ以外が米長永世棋聖の...

    2012/03/26

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  • 女流名人倉敷藤花里見香奈 好きな道なら楽しく歩け(書評)

    女流名人倉敷藤花里見香奈 好きな道なら楽しく歩けposted with ヨメレバ里見 香奈 双葉社 2010-07-21 Amazon 対象:将棋に興味がある全ての人(特に里見香奈ファン) 阪田大吉の満足度:90% 羽生善治「里見香奈は、天然で天才だ!!」 - 本書の帯より この本は、里見香奈女流名人倉敷藤花の魅力を可能な限り、一冊の本にまとめたといっても過言ではないフォト&エッセイ集...

    2010/07/25

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  • 泣き虫しょったんの奇跡 完全版(書評)

    泣き虫しょったんの奇跡 完全版 (講談社文庫)posted with ヨメレバ瀬川 晶司 講談社 2010-02-13 AmazonKindle楽天ブックス 阪田大吉の満足度:70% この本は2005年11月に約60年ぶりに将棋のプロ入り編入試験に合格し、時の人となった瀬川晶司四段が、2006年に書き下ろした自叙伝を文庫化した本です。当時出版された内容に、プロ棋士になってから4年間の成績報告や、その後の見...

    2010/04/26

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  • ボナンザVS勝負脳(書評)

    ボナンザVS勝負脳―最強将棋ソフトは人間を超えるか (角川oneテーマ21)posted with ヨメレバ保木 邦仁,渡辺 明 角川書店 2007-08 AmazonKindle 対象棋力:将棋ソフトに興味がある方 阪田大吉の満足度:80% 2006年の世界コンピュータ選手権で、将棋ソフト「ボナンザ」が初出場初優勝の快挙を成し遂げ、一世を風靡しました。 この本は、その「ボナンザ」の製作者である保木邦仁さん...

    2010/03/28

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豊川孝弘の将棋オヤジギャグ大全集(書評)

読み物

藤井聡太 新たなる伝説(書評)

読み物

対象棋力:全将棋ファン
阪田の満足度:★★★★★

内容はデビュー以来29連勝を達成した中学生棋士・藤井聡太四段について、複数の棋士や観戦記者がさまざまな角度から、その強さやスター性を分析した一冊。

16ページまでは、藤井四段のカラー写真で、以降は「炎の七番勝負」や「29連勝達成の話」などをテーマに、何人ものプロ棋士や観戦記者が藤井四段のことを書き綴っています。(モノクロ写真多数有り)

ドキュメント コンピュータ将棋(書評)

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対象棋力:電王戦に興味がある人なら棋力問わず
阪田の満足度:★★★★



内容は主に前半部分は「第1回電王戦」「第2回電王戦第4局」「第3回電王戦リベンジマッチ 森下九段vsツツカナ」でクローズアップされた出来事、後半部分は「電王戦FINALの出場者」に関連した話が書かれていました。

ルポ 電王戦(書評)

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対象棋力:コンピュータ将棋対人間に興味がある人

阪田の満足度:65%


1967年の詰将棋解読コンピュータHITAC5020Fから始まる
コンピュータ対人間の歴史を振り返り、第3回電王戦、
そしてその数週間後に行われた2014年世界コンピュータ
将棋選手権までが記されています。

第3回将棋電王戦公式ガイドブック(書評)

読み物

第2回電王戦のすべて(書評)

読み物

阪田の満足度:85%




amazon内容紹介より

「棋士がコンピュータに負ける――。
そういう日が遠からず来ることがあるとしても、そこに自分が対局者としているなんて、一体いつから想像できただろう」(佐藤慎一)

ニコニコ生放送で累計200万人以上が視聴した、プロ棋士VSコンピュータ将棋による世紀の団体戦「第2回電王戦」。
あの戦いの真実を出場者本人が語ります。プロ棋士5人による濃密な自戦記。プログラマーによる対局分析。観戦記、コンピュータの歴史を語る座談会など。
「第2回電王戦のすべて」のタイトルにふさわしく、血の出るようなあの戦いをあらゆる角度から振り返る内容となっています。

特に、プロ棋士による書き下ろし自戦記はいずれも渾身の内容。一局一局にテーマがあり、ドラマがあり、棋士の人生があります。

第1局 やるべきことをやった 阿部光瑠
第2局 一局入魂 佐藤慎一
第3局 鏡を通して見えたもの 船江恒平
第4局 チームで勝ちたかった 塚田泰明
第5局 強敵と指せた喜び 三浦弘行

放送では観ることのできなかった舞台裏、対局者の心の揺れ動き、終わった今だから言えること・・・。あの春の決戦のすべてが、この一冊に凝縮されています。



<書評>

われ敗れたり(書評)

読み物

阪田大吉の満足度:80%


「第1回将棋電王戦 米長邦雄永世棋聖 VS 将棋ソフトボンクラーズ」について米長邦雄永世棋聖の自叙伝を中心に書かれた本。

第5章が公開対局直後の記者会見全文、第8章がプロ棋士と将棋ソフト関係者による客観的な見解、それ以外が米長永世棋聖の対ボンクラーズ戦における自叙伝という構成。

随所随所に米長節が炸裂しており、ニヤッとさせられる部分が多かったです。

本の中で最も熱く語られていたのは後手番初手△6二玉で、その手に命を削っていたことは重々承知しました。

第2回将棋電王戦でその手を継承する棋士が居るのかどうか、そのあたりは注目したいところです。

個人的には第7章「自戦解説」と第8章「棋士、そして将棋ソフト開発者の感想」が満足度100%で、そこは「プロ棋士VS将棋ソフト」という企画に興味がある方ならば満足する確率が高いでしょう。

ただ、ボンクラーズの開発者である伊藤さんの見解と、電王戦3週間前に急遽行われたプレマッチの謎については全く触れられておらず私の中では減点ポイントです。後者は勝負の世界のことなので全てをオープンにできない事情があるとしても、前者がないのは公平性を欠いてる感じが否めません。

それでも「第1回将棋電王戦」を見た人やその話に興味がある人にはおすすめの一冊であることはまちがいないです。

プロ棋士を束ねる日本将棋連盟の会長が何を考えて将棋ソフトの挑戦を受け、そして元名人がどのようにしてその強敵に勝とうとしたのか、そう考えながら読むと実に味わい深い一冊でした。

女流名人倉敷藤花里見香奈 好きな道なら楽しく歩け(書評)

読み物

対象:将棋に興味がある全ての人(特に里見香奈ファン)
阪田大吉の満足度:90%


羽生善治「里見香奈は、天然で天才だ!!」 - 本書の帯より
この本は、里見香奈女流名人倉敷藤花の魅力を可能な限り、一冊の本にまとめたといっても過言ではないフォト&エッセイ集です。

里見香奈さんって何者だ?という人のために、略歴を書いておきます。

2002年 アマ女王戦で優勝。(当時小学5年生)
2003年 第28回小学生将棋名人戦でベスト8、女流育成会入り(森けい二 九段門下)
2004年 育成会員総当り戦二期連続1位で女流棋士となる(当時中学1年生、史上4番目の年少記録)
2007年 レディースオープントーナメント2006で準優勝(優勝したら史上最年少優勝だった)
2008年 第16期倉敷藤花戦で初のタイトル奪取。(当時高校2年生)
2009年 第17期倉敷藤花戦でタイトル防衛。
2010年 第36期女流名人位戦五番勝負でストレート勝ち。(高校卒業直前の出来事だった)

つまり、女流棋界待望の天才少女だったわけです。その強さは本物で、公式戦で男性棋士に何回も勝っています。今最も注目されている女流棋士なのです。抜きん出た終盤力と出身地から「出雲のイナズマ」と呼ばれています。

さて、この本は「将棋世界」と同じくらいのサイズ(面積)なのですが、その中身の半分が里見香奈女流名人のカラー写真で構成されています。他の半分が里見香奈女流名人のエッセイなどの活字で、前半は「将棋への思い」が書き綴られています。エッセイのタイトルが直筆(印字)になっていたりと、読む側を楽しませてくれる仕上がりになっているのがとても良いです。

「私の将棋を支える大切な存在」と題して、家族の一人一人が紹介されているのですが、その背景画像は里見香奈女流名人が幼少時代に書いたと思われる絵(本人のものだとブログに書かれてあった)が所狭しと張り巡らされており、かなり癒されました^^

そして、本の後半には第36期女流名人位戦五番勝負には里見香奈女流名人の当時の心境が、第一局、第二局、第三局に分けて比較的長文が書き綴られています。タイトル戦について里見香奈女流名人が書いたものは、これまで少なかったので、購入してよかったと思った要因のひとつです。

また、第36期女流名人位戦五番勝負の行われた3局すべての解説も掲載されています。内容は自戦記というよりも、師匠である森けい二 九段が要所となる局面について質問し、それに里見香奈女流名人が答えるという形式です。局面図がゴム印で押したもので作られており(当然、印刷)、見る人を楽しませるための芸が細かいです。それから、詳しい読みが披露されているというわけではなく、解説は簡素なのですが、これまで本人の解説は珍しかったため、充分楽しむことができました。

まとめますと、この本はページ数の半分が写真で構成され、前半は将棋への思いや家族をはじめとする周りの方々の紹介、後半は第36期女流名人位戦五番勝負、が里見香奈女流名人の言葉で書かれており、ファンならば納得の出来だと思います。88~89ページの女流名人戦の清水市代女流名人(当時)と盤をは挟んでいる写真はとてもカッコいいです。(トレードマークの青いタオルも写っている)

里見香奈女流名人のファンならば、迷わず買いです。構えることなく軽い気持ちで読めます。将棋が持つ「おじさん的イメージ」とは程遠い将棋関係の本です。難しいことは書かれていません。だから、良いのです。

なお、満足度につきましては、里見香奈女流名人のファンであるか否かにより、大きく変わることをご了承ください。

Kana Log ← 里見香奈女流名人倉敷藤花のオフィシャルブログです。

泣き虫しょったんの奇跡 完全版(書評)

読み物

阪田大吉の満足度:70%



この本は2005年11月に約60年ぶりに将棋のプロ入り編入試験に合格し、時の人となった瀬川晶司四段が、2006年に書き下ろした自叙伝を文庫化した本です。当時出版された内容に、プロ棋士になってから4年間の成績報告や、その後の見解を綴った「第六章 棋士」(全18頁)が加えられています。

この本の見どころは「著者がプロ入り編入試験という将棋界ではあり得ないルートでプロ棋士になったこと」と「奨励会(プロ棋士養成機関)を余儀なく退会させられた人が、その奨励会時代を克明に描いていること」です。

その二点はどちらも稀で、二つとも兼ね備えた人は今のところ後にも先にもこの本の著者である瀬川晶司四段だけです。

この本を読み始めた時、かなり素人の文章だなと思いながら読んでいたのですが、「第三章 奨励会」を読んでいるときには、その文章だからこそ伝わってくる何かがありました。
内容は主にプロ棋士になるまでの自叙伝で、幼少時代の家庭環境から、その後将棋を覚え、ライバルに出会い、プロを目指していく、といったプロ棋士の回顧録にはありがちな展開なのですが、他の作品と大きく違うのは、棋界の規則(年齢制限)により一度プロ棋士になる夢を断たれているのです。そういう人が脚色せずに素直に書いた奨励会時代だからこそ、文章に迫力があり、場面を想像するのが比較的容易で、話の世界に引き込まれました。

それから、第1章の「恩師」というのが、将棋関係の方でないというのが、ぼく的にはなかなかポイント高いです。人生の恩師だったのですね^^第二章以降は、熱烈な将棋ファンなら知っているアマ棋士やプロ棋士がぞろぞろ登場し、その人たちの素顔を垣間見ることができました。ちなみに、ライバルというのはアマ棋界で有名な渡辺健弥さんです。繰り返しになりますが奨励会員の日常を描いた「第三章 奨励会」は、棋界に興味がある人ならば必見です。

やや拍子抜けしたのは、ぼくにとっては話のメインイベントだと思っていた「プロ入り編入試験」における対局については、思ったほど詳しく書かれていなかったことです。その檜舞台にたどりつくまでのプロセスが、この本のテーマだったようです。

この本は、サラリーマンを経て、プロ入り編入試験を合格するという、将棋界では奇跡と言われる出来事を成し遂げた瀬川晶司四段の真実の姿を知るには必見の本です。「瀬川晶司四段の生い立ちや人物像」それから「奨励会」を正しく理解したい人におすすめの一冊です。

ボナンザVS勝負脳(書評)

読み物

対象棋力:将棋ソフトに興味がある方
阪田大吉の満足度:80%



2006年の世界コンピュータ選手権で、将棋ソフト「ボナンザ」が初出場初優勝の快挙を成し遂げ、一世を風靡しました。

この本は、その「ボナンザ」の製作者である保木邦仁さんと、竜王 渡辺明さんがコンピュータ将棋に対する考えを包み隠すことなく披露してくれている本です。

保木さんが書いている部分では、「ボナンザ」がどのようなことを主眼に入れて計算をはじき出しているのかが説明されています。そこでは、「ボナンザ」に限らず、将棋ソフトの思考回路を学ぶことが出来ます。ただ、できる限り噛み砕いて書かれてはいるようですが、専門的な話が多く、難しかったです。

渡辺竜王が書いている部分は、将棋ファン必見です。「ボナンザ」との公開対局の前に渡辺さんが「ボナンザ」対策として準備していた作戦や、将棋ソフトの弱点、将棋ソフトがどのくらい強いのか等を、具体的な例を挙げながら語ってくれています。
また、実際対局した時に、渡辺竜王の脳裏を駆け巡った感情を事細かく文章にしている点は、話に引き込まれてしまいました。
それから「ボナンザ」に対する考えばかりでなく、「トッププロがどのような指し手の読み方をするのか」とか、「どのくらいがんばったら、プロになれたのか」とかも書かれてあり、棋力向上に対するヒントもありました。

2人の対談も人間(渡辺)とコンピュータ(ボナンザ)の手の内を明かしあってるのですが、大変興味深い内容が書かれています。

最後の約10ページが、将棋やボナンザとは全く関係ない、科学的な難しい話で終わってるのは解せませんでしたが、全体的には、コンピュータ将棋について、製作者側ばかりの見解のみでなく、竜王という最高峰の棋士が評論しているところが、この上なくおもしろかったです。

私はこの本を読んで、将棋ソフトの思考回路に対する知識が飛躍的に深まりました。
将棋ソフトに興味がある方には、お薦めできる一冊です。
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