カテゴリ:その他

  • 2016/12/03その他

    ネット将棋攻略!早指しの極意 (マイナビ将棋BOOKS)posted with ヨメレバ大平 武洋 マイナビ 2015-04-24 AmazonKindle楽天ブックス 対象棋力:将棋倶楽部24の10級以上阪田の満足度:★★★★内容は終盤(攻撃)、終盤(守備)、序盤、中盤における、考え方や手筋を全25の極意に分けて紹介したもの。攻撃や守備というのは、つまり寄せや受け(凌ぎ)のこと。タイトルは「ネット将棋攻略!早指しの...

    記事を読む

  • 2016/11/24その他

    将棋に強くなる本―好敵手には読ませたくない (1979年) (ハウブックス)柿沼 昭治 金園社 1979-04by G-Tools対象棋力:将棋倶楽部24の4級~阪田の満足度:★★内容は前半3分の2が将棋に強くなるための序盤・中盤・終盤の考え方で、後半3分の1が40年前に流行っていた戦型一通りの駒組み又は仕掛け段階の解説と、アマ強豪だった著者の自戦記です。初段になりたい人や、それ以上に強くなりたい人に共通する、将棋の強くなる考え方がいろ...

    記事を読む

  • 2013/02/16その他

    5五の龍(1)[Kindle版]posted with ヨメレバつのだじろう ゴマブックス株式会社 2015-10-14 Kindle 対象棋力:将棋倶楽部24の10級くらいは必要かも週刊少年キングで1978年から1980年にかけて連載された将棋漫画。<あらすじ>真剣師を生業とする父親のおかげで貧乏を強いられている少年 駒形竜(主人公)。ある日、父親が自分に将棋で勝てば真剣師をやめると約束する。それをきっ...

    記事を読む

  • 2013/01/18その他

    月下の棋士 (1) (ビッグコミックス)posted with ヨメレバ能條 純一 小学館 1993-09 AmazonKindle 対象棋力:将棋の世界を題材にした人間ドラマなので将棋の知識はほとんど必要ありません1993年~2001年にかけて「週刊ビッグコミック スピリッツ」で連載された将棋漫画。<あらすじ>名人戦で村木武雄に敗れ、将棋界からも追放された御神三吉。それから30年後のある日、御神三吉の推薦状...

    記事を読む

  • 2012/06/23その他

    谷川浩司の本筋を見極める (NHK将棋シリーズ)posted with ヨメレバ谷川 浩司 NHK出版 2007-02-14 Amazon楽天ブックス 対象棋力:居飛車で将棋倶楽部24の6級以上阪田の満足度:80%2006年4月から9月までに放送されたNHK将棋講座「谷川浩司の本筋を見極める」を単行本化した本。将棋の本筋を「序盤編」「中盤編」「終盤編」に分けて解説。将棋初段くらいの人が、基礎力を見直すのに効果を発揮...

    記事を読む

  • 2011/02/15その他

    初段になるための将棋勉強法posted with ヨメレバ浦野 真彦 白夜書房 2011-01-25 Amazon楽天ブックス 対象棋力:将棋で初段を目指している人。将棋の指導者。 阪田大吉の満足度:本だけで70% ブログと併せて80% 結論から言いますと、この本はなかなかいい本でした。 今までになかったタイプの本なので風評は分かれているようです。 しかし私にとって拍子抜けした点というのは、本の値段...

    記事を読む

  • 2010/08/15その他

    将棋 あなたの一手、プロならこう指す!posted with ヨメレバ高橋道雄 創元社 2010-07-22 AmazonKindle楽天ブックス 対象棋力:将棋倶楽部24の5級以上 阪田大吉の満足度:60% 昭和55年に四段になりプロ入りした人は、後にタイトル争いを行った人が多く、彼らを総称して「55年組」と呼んでいるのですが、その中でも筆頭がこの本の著者である高橋道雄九段です。現在も50歳を迎えてい...

    記事を読む

  • 2009/12/17その他

    強くなる将棋虎の巻posted with ヨメレバ高橋道雄 創元社 2009-04-07 AmazonKindle楽天ブックス 対象棋力:将棋倶楽部24の7級~二段、ヤフーの紫~橙 阪田大吉の満足度:70% 著者は「王位」「棋王」「十段」のタイトルホルダーにもなったことがあり、50歳に近い現在でもA級棋士として活躍している高橋道雄九段です。 この本は前半が「強くなる四十六カ条」と題して一番下の画像のような...

    記事を読む

ネット将棋攻略!早指しの極意(書評)


対象棋力:将棋倶楽部24の10級以上
阪田の満足度:★★★★



内容は終盤(攻撃)、終盤(守備)、序盤、中盤における、考え方や手筋を全25の極意に分けて紹介したもの。攻撃や守備というのは、つまり寄せや受け(凌ぎ)のこと。

タイトルは「ネット将棋攻略!早指しの極意」ですが、「早指し」や「ネット将棋」に限定した内容は、そんなに多くはないです。多くは終盤の手筋や、序・中盤の考え方が解説されていました。

» 記事の続きを読む

カテゴリ
タグ

将棋に強くなる本(書評)

B000J8I0GE将棋に強くなる本―好敵手には読ませたくない (1979年) (ハウブックス)
柿沼 昭治
金園社 1979-04

by G-Tools

対象棋力:将棋倶楽部24の4級~
阪田の満足度:★★


内容は前半3分の2が将棋に強くなるための序盤・中盤・終盤の考え方で、後半3分の1が40年前に流行っていた戦型一通りの駒組み又は仕掛け段階の解説と、アマ強豪だった著者の自戦記です。

初段になりたい人や、それ以上に強くなりたい人に共通する、将棋の強くなる考え方がいろいろと書かれてあるのですが・・。

» 記事の続きを読む

カテゴリ
タグ

5五の龍【書評】


対象棋力:将棋倶楽部24の10級くらいは必要かも

週刊少年キングで1978年から1980年にかけて連載された将棋漫画。

<あらすじ>
真剣師を生業とする父親のおかげで貧乏を強いられている少年 駒形竜(主人公)。
ある日、父親が自分に将棋で勝てば真剣師をやめると約束する。
それをきっかけに将棋の猛勉強が始まるが、やがて奨励会を目指し、いつしか夢は専門棋士になることへと移り変わっていく。主人公を中心に奨励会の厳しさを描く物語。

<感想>
ストーリーは奨励会での昇級を目指す主人公(駒形竜)の日々の対局と、それを取り巻く将棋界という特殊な環境での出来事が二本柱。

対局は実際に盤駒を使って並べないと状況がわからないくらいの将棋色コテコテの内容。

もともと将棋三段の著者(その後四段に認定された)が田中寅彦四段(当時)などプロ棋士を動員してまで作った局面で、力作であることは重々理解できます。

しかし、興味がない戦型について考えたり、その解説を読みたい人というのは将棋ファンでも少ないかもしれません。奇襲、駒落ち、本格定跡と幅広く扱っているため、どれもこれもが中途半端に感じてそういう心境になりました。

個人的には5五龍中飛車は「GO!GO!龍」とかけていているため外せないので、棋譜は中飛車一本に絞ってくれていた方が読みやすく、繰り返して読み直したいという気になったと思います。

たびたび出題される次の一手問題は、初段前後の棋力があれば解ける問題ばかりで、こちらの方は気軽に楽しめる演出でした。

奨励会を舞台として描かれた日常生活の方は、実在の棋士が登場したり、実話を元にした話が展開されていたりして、奨励会というものを垣間見ることができます。

プロ棋士になる夢に一歩ずつ近付いていく者。その影に夢半ばに挫折していく者。そのあたりはリアリティに描かれている証なのか、湿った話も多いです。

最初は自己中心的で腹立たしい行動が多い主人公も自らの過ちに気付き少しずつ成長していく描写はなかなか好感持てます。

ラストはささやかなハッピーエンド。

最終話以降、駒形竜くんがどうなったのか。知りたい方はこの記事のコメント欄をご覧下さい。

まとめますと、奨励会を舞台に棋譜や次の一手がふんだんに盛り込まれた将棋漫画、それが「5五の龍」です。絵は如何にも昭和という感じです。

将棋漫画の先駆け的作品なので、将棋ファンならば知っておいて損はないでしょう。


<ツッコミどころ>

» 記事の続きを読む

カテゴリ
タグ

月下の棋士 【全32巻を読んでの感想】


対象棋力:将棋の世界を題材にした人間ドラマなので将棋の知識はほとんど必要ありません


1993年~2001年にかけて「週刊ビッグコミック スピリッツ」で連載された将棋漫画。

<あらすじ>
名人戦で村木武雄に敗れ、将棋界からも追放された御神三吉。それから30年後のある日、御神三吉の推薦状を持った青年(主人公 氷室将介)が奨励会入会を希望し将棋会館に現れる。

御神の二手目△9四歩を受け継ぎ、名人 滝川幸次との名人戦を目指す氷室の前には様々な過去を持った棋士たちが現れる。

棋士たちの姿を時には大げさに、時には実在する話を元に展開される物語。


<全32巻を読んだ阪田の感想>

» 記事の続きを読む

カテゴリ
タグ

谷川浩司の本筋を見極める(書評)


対象棋力:居飛車で将棋倶楽部24の6級以上

阪田の満足度:80%


2006年4月から9月までに放送されたNHK将棋講座「谷川浩司の本筋を見極める」を単行本化した本。

将棋の本筋を「序盤編」「中盤編」「終盤編」に分けて解説。

将棋初段くらいの人が、基礎力を見直すのに効果を発揮しそうな本です。例として扱われている局面の半分ほどが相居飛車なので居飛車を指す人向けの本でしょう。

序盤編と中盤編の内容の6割くらいはある局面からその後の手順数手を説いた手筋本のような構成で、手筋本と違うのは説いているのが格言や手筋ではなく本筋であること。

そのため有名な定跡手順が幾つも解説されていますが、対抗形の話は振り飛車ばかりやっていた私にとって復習になるし、「矢倉の考え方」「位の働き」の話はこれから居飛車に転向しようとしている私にとって形を大まかに知ることができるとても良い機会になりました。

他の4割くらいの内容にもおもしろいことが書かれてあります。序盤編のオープニング「戦型は4手で予測しよう」は本筋の真髄のような知識で、それ知ったおかげで居飛車への転向がスムーズにいってます。中盤編のラスト「カウント法による形勢判断」は役立つのかどうかは今のところ判断できませんが斬新な考え方でかなりおもしろいです。

終盤編については、他の終盤本に比べるとボリュームが少ないこともあり見劣り感が否めません。また第4章までは私にとって目新しい知識も少なかったです。(終盤本をあまり読んだことがない人には良い内容なのかもしれない)それでも悪くなった時の考え方を説いた第5章「終盤における方針の立て方」や自戦解説の第6章「実戦に見る終盤戦」には充分満足しました。

私の中では序盤編への満足度90%、中盤編の満足度80%、終盤編の満足度70%で全体の満足度を80%とさせて頂きました。

まえがきに「正しい考え方を知ることで楽しさが増す」旨が書かれていた通り、私はこの本の序盤編を読み今までテキトーに指していた序盤がとても楽しくなりました。

ただし、まえがきに「初心の方にもわかりやすく書いた」旨がありますが、本当の初心者が読んでも難しいことだらけでしょう。将棋倶楽部24の6級以上(町道場1級以上)くらいが対象棋力だと思います。

将棋初段くらいの人を対象に序盤の考え方を説いた本は少なく、これから居飛車に転向しようとしている時期にこの本に出会えたのは幸運でした。


<各章ごとの感想>

» 記事の続きを読む

カテゴリ
タグ

初段になるための将棋勉強法(書評)


対象棋力:将棋で初段を目指している人。将棋の指導者。
阪田大吉の満足度:本だけで70% ブログと併せて80%


結論から言いますと、この本はなかなかいい本でした。

今までになかったタイプの本なので風評は分かれているようです。

しかし私にとって拍子抜けした点というのは、本の値段に比較した時の本のサイズ(思ったより小さかった)くらいで内容自体は得るものが多かったです^^!

注意して欲しいのは、この本は「勉強法」を解説した本であって、将棋の「裏技」や「秘技」が書かれている本ではありません。

書かれている内容は「勉強法」なので、それを熟読しても初段になれるわけではありません。しかし、書かれている「勉強法」を実行したならば必ず初段になれます。

実際私もこの本に書かれている「勉強法」しかやっていませんが、将棋倶楽部24の初段です。正確には書かれている内容を中途半端にしか実行できていませんが、それでも24で初段です^^;

難しい勉強法は一切書かれていません。全部簡単です。難しいのは「継続」という名の努力であって、この本でもあれこれ手法を変えてたくさんの資料やエピソードと共に「継続」の重要性が繰り返し説かれています。

仮に知っている「勉強法」であっても、誰が言ったかしれない言葉と、プロ棋士の浦野先生の言葉とでは、その説得力は雲泥の差があります。

私が思うにこの「初段になるための将棋勉強法」は、「初段になりたい人」よりも「初段になった人」の方が高く評価する本かもしれないと思いました。

前半部分は確かに初段になるための「勉強法」が丁寧に書かれています。「うんうん、それ私もやっている」みたいな、初段になった人がみんな納得する内容だと思います。
後半は既に初段になっている私が「おー、こうやって強くなるんだあ」みたいなヒントが幾つもありました^^

つまり、すでに初段になってる人やそれより強い人の方が経験したことや思い当たる節が多いので書かれている内容に共感しやすい、という理屈です。

一点だけ、プロと初段になりたいアマの乖離を感じました。それは、序盤を覚える際のおすすめの将棋の本です。新しい企画なのですが、定跡書って、結構難しいんですよね^^;24の5~6級くらいならないと読んでる人も少ないので、書かれている変化になりませんし^^;
でも「ホントに勝てる四間飛車」は私もおすすめです。

あと、おすすめの詰将棋の本に浦野先生の「3手詰ハンドブック」と「5手詰ハンドブック」がなかったのは不思議です。あれが私の中では初段になるためにはかなりオススメなのですが・・^^;絶版になっているので、紹介できなかったのかな^^?

それから、上達するために「将棋倶楽部24」や将棋ソフト「激指」を勧めている点は、時代の潮流に乗っていることを伺わせています。如何にも現代風でグッドです。
私もそれらを駆使して将棋倶楽部24の初段になりました^^!

タイトルから察すると級位対象に思えますが、中身は将棋倶楽部24で初段くらいならば棋力向上に充分役立つし、読み物として楽しめるでしょう。24で初段の私にとっては得るものが多かったです。また、将棋の指導者は一読の価値有り、そういう本です。

私の満足度については、本だけなら70%、下記の編集者である鈴木11級さんが製作過程を記したブログと合わせて80%とさせて頂きます。

http://ameblo.jp/shogi-shodan/「初段になるための将棋勉強法」


それから、各章の詳しい感想も書いてますので、興味があったら御覧下さい^^!


初段になるための将棋勉強法(第1章)から学ぶ

初段になるための将棋勉強法(第2章)から学ぶ

初段になるための将棋勉強法(第3章)から学ぶ

初段になるための将棋勉強法(第4章)から学ぶ

初段になるための将棋勉強法(第5章)から学ぶ

初段になるための将棋勉強法(第6章)から学ぶ

» 記事の続きを読む

カテゴリ
タグ

将棋 あなたの一手、プロならこう指す!(書評)


対象棋力:将棋倶楽部24の5級以上
阪田大吉の満足度:60%



昭和55年に四段になりプロ入りした人は、後にタイトル争いを行った人が多く、彼らを総称して「55年組」と呼んでいるのですが、その中でも筆頭がこの本の著者である高橋道雄九段です。現在も50歳を迎えているのですがA級棋士として活躍中です。

この本は、アマがやりがちな失敗手99を序・中・終盤から取り上げ、「プロが指す手」を解説することにより、読みに裏付けされた指し手や、直観力・大局観を読者に学んでもらおうことを目的として書かれています。

本の構成本の構成は見開き2ページでひとつのテーマが解説されており、大まかには左の図のようになっています。テーマ図を見て自分なりの指し手を考えた後、解説を読むのが正しい読み方なのですが、次の一手問題集というわけではありません。テーマ図を見て自分なりの指し手を考えた後に、失敗例とプロの手を見比べ、そして学ぶ、講座形式の本なのです。

しかし、テーマ図は難しい局面が並んでいるため、比較的長い時間を本とにらめっこする形になるので、どうしても他の図が見たくなくても目に飛び込んできました。(本にはさまっていたアンケート葉書で失敗図を隠すなど努力はしましたが・・。)そこで思ったことは、見開き2ページで解説するのではなく、通常の次の一手問題集のようにページをめくったら正解が書かれてあるような構成にした方が、読む側は読みやすかったのでないかということです。

また、1割くらいのテーマ図が、一生懸命次の指し手を考えた挙句、解説を読むと、「そういう局面にならないように、こう指して下さい。」みたいなことが書かれてあるのを見ると、「せっかくがんばってテーマ図の後の展開を考えていたのになんだかなあ」と思ってしまいました。イレギュラーは悪いとはいいませんが、違和感があったのは否めません。

実際にぼくがテーマ図から考えた指し手とプロの一手の違いをまとめてみました。
各テーマの小見出しは決定的なヒントになるため、極力見ないようにして、次の一手を考えました。

あなたの一手解答結果

※1~60くらいまでは序・中盤からの局面で、それ以降は中盤なのか終盤なのか判断が難しい局面に変わり、66以降は完全に終盤です。


最初のテーマ図の戦型がアヒルだったのにはびびりました。しかし、全部を読んでみるとテーマ図の多くが高橋九段の実戦からの局面で、ほとんどが難解な局面(24で初段の棋力が見た場合)といってもいいかもしれません。

序・中盤のテーマ図は相居飛車、振り飛車、相振り飛車とさまざまな局面があり、居飛車ファンまたはオールラウンダー向けの本だといえます。そのためか、ぼく(居飛車はあまり知らない)にとっては、序・中盤のテーマ図からの指し手を考えるのはとても難しかったです。しかし、「あなたの一手」として解説されているものは、ぼくの棋力でも即捨てる手が多く、少なくとも「私の一手」ではなかったです(一致率13.2%)。また、序・中盤のテーマ図からの指し手は次の一手問題にありがちな、大技を見つけ出す局面ではなく、いわゆる渋い順を探し出す局面でした。その方がプロとアマの差を見せるのには都合が良かったのかなとも思います。

終盤のテーマ図は、大局観ではなく答えがある程度はっきりしているので、序・中盤に比べると少しは正解を導き出すことができました。しかし、詰将棋になっているとわかっている局面でも21手詰めや47手詰めで、はっきり難しかったです^^;

激指7の解答結果からも、序・中盤はプロの大局観が学べる本だということがわかると思います。(激指7は序・中盤はプロに比べると遥かに弱いが、終盤はプロの棋力に近づく。)また、序・中盤はテーマ図が盤上のこの一手を考える局面でなく、手広い局面の中でプロ好みの一手を学ぶ、そういう本であることがわかると思います。

6割くらいの内容が幅広い戦型の序・中盤がテーマになっていることや、その難易度から判断すると、対象はオールラウンダーまたは居飛車ファンです。また、独断と偏見になりますが、対象棋力は将棋倶楽部24の3級以上が望ましいと思います。(少なくとも居飛車をあまり知らない24の初段のぼくは、棋力向上に役立ったかどうかはあやしいです^^;)


阪田大吉の疑問点
テーマ83は、正解手から△3二玉と逃げると▲8二竜の詰めろを指す旨が解説されていたが、▲2二飛からの15手詰になっているような・・。

テーマ98の【▲9八玉まで】は、「御免なさい。王手放置で負けです。」・・。

» 記事の続きを読む

カテゴリ
タグ

強くなる将棋虎の巻(書評)


対象棋力:将棋倶楽部24の7級~二段、ヤフーの紫~橙
阪田大吉の満足度:70%



著者は「王位」「棋王」「十段」のタイトルホルダーにもなったことがあり、50歳に近い現在でもA級棋士として活躍している高橋道雄九段です。

この本は前半が「強くなる四十六カ条」と題して一番下の画像のような講座形式の内容で、後半は「次の一手問題」「詰将棋問題」「必至問題」といった問題集になっています。
それぞれを私なり分析してみました。


強くなる将棋虎の巻2第1章の「強くなる四十六カ条」については、通勤通学の際の電車の中で読めるような軽めの内容ではないです。左の挿絵は、この本の中にある挿絵の一つですが、まさに、こういう姿勢で読むべき内容なのです。
格言や勝ちやすい方法が46項目説かれているのですが、その例がトッププロである高橋九段の難しい棋譜で説明されています。局面図から次の局面図に移る時にはプロの高度な手が10手くらい進みますので、盤・駒を使わなければ理解するのが難しいと思われます。


大局観や手筋、ある局面における考え方など、参考になる内容がたくさん書かれてあります。
ただ、私の棋力ではその例となるプロの実戦譜のなかで、説いている技を使ったことにより、どれほど有利になったのかがよくわからないものも多少なりともありました^^;

この章は、巷で言う「初段」を目指す内容ではなく、「将棋倶楽部24の初段(アマ三段)」を目指すくらいの難しい内容だと思いました。藤井システムが出てきていたり、穴熊に組むことが勧められていると書けば、その意味が少しは伝わるのでないかと思います。

虎の巻書評1


第2章は「次の一手問題」で、合計40問が出題されています。上の表が私の解答結果です。
最初の20問が高橋九段曰く「これだけは知っておいていただきたい基本知識」の20問なのですが、私の正解数は悲しい結果となりました^^;
居飛車側から見た問題図ばかりで、定跡手を問うものが多く、知らないと答えられない問題ばかりだと思います。「激指7」が正解した9問のうち5問は定跡としてプログラムされていただけです。

後半は「激指7」の正解率を見てわかるように、盤上のこの一手を問うような問題が多かったと思いますが、深い読みを必要とする難しい問題ばかりでした。「光速の決め手」や「二段の力」よりも難しかったです。そもそも、高橋九段が対局時に指せなかったような手も含まれていました^^;

つまり、この章も難しく、「将棋倶楽部24の初段(アマ三段)」を目指すくらいの内容です。

虎の巻書評2


第3章は「詰将棋問題」で3手詰が24問と5手詰が20問出題されているのですが、第2章までの難しい内容から、急に簡単な本に変わります^^;
上の表が私の解答結果ですが、こんなに簡単な3手詰集と5手詰集はこれまで紹介した本の中にはなかったというくらいの難易度でした。
問題図は確かに実戦形なのですが、ひと目見てわかるものばかりで、数問だけ1分ほど考えたのがあった程度です。
この章は「ペーパー初段」を目指すくらいの内容でした。

虎の巻書評3


第4章は「必至問題」で1手必至が24問と3手必至が20問出題されています。
簡単な問題も多いのですが、実戦形の問題や有名な形の問題もたくさん出題されていて、解いていてかなりおもしろかったです。
この章は将棋倶楽部25の5級、つまり巷で言う「初段」を目指すくらいの内容でした。

レベルは章ごとに違っており「将棋倶楽部24の初段を目指す第1章・第2章」「ペーパー初段を目指す第3章」「世間一般で言う初段を目指す第4章」という感じです。第1章・第2章は居飛車が得意な人が読むと違った感想が出るとは思います。

私にとっては、可もなく不可もなくという満足感でした。半分のページ数を占める第1章は良い感じはするけれど、読むのに疲れるというのが本音です。

「盤と駒を使い、じっくり腰を据えて将棋を楽しむ」という人にとっては良書になるかもしれません。「盤と駒を使ってまで読む気はない」という人には勧めません。

この本のメインコンテンツである四十六カ条を時間を置いて、じっくり腰を据えて3回くらい繰り返して読めば強くなるような気はします。私はこの本を読み、手厚い将棋というものを指せるようになりたいと意識するようになりました。

» 記事の続きを読む

カテゴリ
タグ
Copyright © 将棋のブログ All Rights Reserved.

テキストや画像等すべての転載転用販売を固く禁じます