難易度:★★★★★☆☆☆☆☆
満足度:★★★★☆
内容
7手詰め、全200題。
構成
見開き2ページに4題。ヒント無し。めくって次の見開き2ページに解答解説。
書評
詰将棋問題集の定番、浦野八段のハンドブックシリーズの7手詰めバージョン。
その難度については、実際に私が解いた使用時間を見るとわかりやすいと思います。
棋力 →将棋倶楽部24の初段
項目 | 平均時間 | 正解率 |
---|---|---|
NO1~NO40 | 1分28秒 | 100.0% |
NO41~NO80 | 1分34秒 | 100.0% |
NO81~NO120 | 1分58秒 | 92.5% |
NO121~NO160 | 3分24秒 | 95.0% |
NO161~NO200 | 3分45秒 | 95.0% |
TOTAL | 2分26秒 | 95.5% |
上の表を見てわかるように、後ろに行くにしたがって時間を使っています。
これは、後ろに行くに従って一つ一つの問題のレベルが上がっているのではなく、後ろに行くに従って難しい問題が出てくる確率が上が るという感じです。
難しいと言っても、駒数少なくほとんどの問題が右上隅3×三に玉が配置されているので、私でも10分以上考える問題は滅多にない、そういうレベル。合い駒問題も時々出てくるのですが、どれも簡単でした。
前半はやさしい7手詰、後半は普通の7手詰といったところでしょうか。
長所は、7手詰だけで200問というボリュームと駒と数少なく右上隅の方に玉が配置された問題図。そして、看寿賞を受賞したこともある浦野先生の作品集であること。
短所は4問1セットなので、最後の4問目を解き終わった頃には最初の2問くらいの自分の回答を忘れてしまいます。7手詰めに苦戦してるレベルの人達はやや読みづらいかもしれません。
とにもかくにも、7手詰めだけを集めるという素晴らしいコンセプトの、優れた問題集だと思います。
目次
まえがき
詰将棋のルールについて
7手詰(全200題)
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