難易度:★★★★★★☆☆☆☆
満足度:★★★☆☆
内容
羽生名人のタイトル戦から「詰み」の局面を詰将棋用に部分図に作り直した問題図全100問。余詰めや駒余りははお構いなしで、最短の手順が正解。
構成
1ページ1問。ヒント有。問題図の下に問題図の元となったタイトル戦時の局面図。めくって次のページに解答解説。
書評
私が1題に要した平均時間と正解率は下の通り。
棋力→将棋倶楽部24の初段
項目 | 問題数 | 平均時間 | 正解率 |
---|---|---|---|
3手詰 | 5問 | 23秒 | 100.0% |
5手詰 | 15問 | 40秒 | 100.0% |
7手詰 | 28問 | 3分05秒 | 100.0% |
9手詰 | 30問 | 4分34秒 | 93.3% |
11手詰 | 12問 | 4分48秒 | 100.0% |
TOTAL | 90問 | 3分15秒 | 97.8% |
3手詰と5手詰は通常のその手数の詰将棋と比較すると簡単でしたが、7手詰と9手詰めは通常のその手数の詰将棋と変わらなかった印象。
具体的には、通常の詰将棋のように駒数少なく盤面隅の方4分の1だけ使った問題というのは簡単なのですが、盤面を広く使ったり駒数を20枚前後使っている問題というのは難しい問題が多かったです。
最短手順ならば全て正解のはずですが、解答欄に最短手順が全て記載されているわけではないため、自分の考えた手順が書かれてない場合などは、スッキリ感に欠けました。
全体的な難易度は本のタイトルにあるように町道場の「初段・1級・2級」向けではないでしょうか。
本のコンセプトはおもしろいのですが、通常の詰将棋と比べると、正解確認の際のスッキリ感に欠けるため、満足度は星3つとさせて頂きました。
実戦の詰みを練習をするという意味では良いかもしれません。
目次
第1章 羽生の攻め! 3手詰 「とどめを刺す」
第2章 羽生の攻め! 5手詰 「初手に妙手」
第3章 羽生の攻め! 7手詰 「駒の特性を活かす」
第4章 羽生の攻め! 9手詰 「打つタイミング」
第5章 羽生の攻め! 11手詰 「手筋が決め手」
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