必至から見るbonanza6.0と激指11

余談
前回は短い手数の必至問題を解かせる場合はbonanza6.0の方が激指11よりも優れているのではないかと仮説を立てた。

その時は問題数が五手必至26問と少なかったため、仮説を立てた私自身も半信半疑であった。

そこで今回は問題数を増やすことで結論を出してみる。

今回使用した問題は「鬼手・妙手【必至】精選120〈上巻〉」と「ひと目の必死」の五手必至以上の問題。

結果は以下の通り。


bonanzaと激指の解答結果

上記の結果から九手以内の必至問題であればbonanza6.0の方が正解率は高いと言える。(全幅探索のbonanzaはPCの性能が上がれば正解率がさらに上がる可能性がある。)

おもしろいのは十一手以上の必死になると逆転していることだ。ただしそれは検証結果が少なすぎるので絶対にそうだとは言い切れない。それでもよく言われるbonanzaが長い手数の詰将棋には弱いことと関係がありそうだ。

したがって上のようには書いたが、必至完成後から詰み手順が長いものに関しては上の結果とは異なる結果になることもあり得る。

結論としては11手くらい先に明確な答えがある局面に関しては激指11よりもbonanza6.0の方が指し手の精度が高いと考えられる。

ただしこれは「手数の短い必至」という視点からの結論であり、別の角度から見ると別の結論が得られることは充分考えられる。

個人的には新発見でおもしろい実験結果だったと思っている。

もしこの記事をおもしろいと思った人が多かったのであれば、今度は別の角度から検証してみるつもりだ。


参考までに激指11が不正解だった「必至精選」の問題は第97問、第101問、第107問、第110問、第113問、第119問、第120問。「ひと目の必死」の問題は第125問、第149問、第159問、第170問、第172問、第180問。

bonanza6.0が不正解だった「必至精選」の問題は第94問、第118問。「ひと目の必至」の問題は第160問、第176問、第179問、第180問。

なお、将棋ソフトは手順の途中で最善の受けを選ばないこともしばしで、「先手勝ち(bonanzaなら評価値30000以上)」の判断と共に初手が正解ならば正解とみなした。



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