Bonanza1.0とBonanza6.0はどちらが強い?

コンピュータ将棋
Bonanza1.0とBonanza6.0を8局だけ対局させたところ以下のような結果になりました。

Bonanza1.0 VS Bonanza6.0




※フラ盤左下のプルダウンメニューから棋譜を選ぶことができます。

結果はBonanza1.0の5勝3敗でした。(使用PCのメモリは2G)

この結果を見て、あなたならどのように考えますか?

将棋ソフトに関心がない方は素直にそれを事実として受け止め、Bonanza1.0もBonanza6.0も強さはたいして変わらない代物として認知するでしょう。(正しい情報選択ではありません)

ボナンザを好きな人の一部は上の結果に嫌悪感を抱くかもしれません。さらにその中の一部は「ねつ造」とか「低スペ云々」など罵声を浴びせ取り乱す人も出てきそうです。(正しい情報選択ではありません)

何百局もやっていればBonanza1.0が勝つこともあるだろうし、それが偶然にもその8局にかたまったと考える方。(正しい情報選択ではないが勘が良く正解の方向に前進している)

棋譜の消費時間に着目した上で上の結果を事実だと識別出来た方は鋭い。(正解)


そうです。消費時間に随分な差があるのです。

Bonanza6.0の方は1手1秒の設定で、Bonanza1.0の方は1手100秒の設定で対局させています。その結果5勝3敗でBonanza1.0が勝ちました。(使用PCのメモリは2G)

この内訳を知った時にBonanza1.0の方がBonanza6.0よりも優秀なプログラムだと考える人は少ないはずです。

「Bonanza1.0とBonanza6.0のどちらが強い?」と問われたならばBonanza6.0の方が強いと答えるのが普通で、私も異論はありません。ただし、消費時間に差をつければ対局結果を逆転させることができるわけです。

将棋ソフトで遊んだことがある人ならば、将棋ソフトの強さのレベルを上げる際には必ず消費時間が長くなることを知っているでしょう。正確には「PC性能×時間」で強さが変わります。

余談ですが第22回世界コンピュータ将棋選手権で2位だったPuella α(旧名ボンクラーズ)の思考ベースはBonanza6.0で、本家のBonanzaはBonanza6.0に改良を加えた最新バージョンだったのですが予選落ちでした。
その大会の場合は一見使用時間が同じなのですが、実はソフトを動かす使用PCはバラバラで「PC性能×時間」という意味では大差があることも少なくありません。

話を戻しますがBonanza6.0はBonanza1.0よりも遙かに優れた将棋ソフトなのです。しかし消費時間に圧倒的な差をつけるとBonanza1.0の方が強いという結果を作ることが出来ます。

それにしてもBonanza1.0の形勢判断は私が見ても疑問点が多かったです。以前から指摘されていた角をやたらと金や銀と交換したがったり、駒得を過剰に好きだったり、などが頻繁に見られました^^

Bonanza6.0の方は私のPCでも1手20秒もあれば将棋倶楽部24で3000点を超えそうですが、Bonanza1.0の方はどんなに時間を与えても3000点を超えるとは思えません。(だって評価基準がかなり変だから)

さて、将棋ソフトの強さの比較はその時の「消費時間」の比較も切り離せません。

よく考えると当たり前の話ですが、どうやらそれに気づいていない人のほうが多いようです。

将棋ソフトの強さの情報を的確に見極めるためのなかなかの良記事だったと思いますが、如何でしょう。



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コメント
  • No title
    2012/06/22 22:29
    たった8局でしょ?
    80局はやらないとデータとして価値が薄いような
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  • Bonanza1.0とBonanza6.0を8局だけ対局させたところ以下のような結果になりました。Bonanza1.0 VS Bonanza6.0※フラ盤:c三間飛車のひとくちメモ※フラ盤左下のプルダウンメニューから棋譜を選ぶことができます。結果はBonanza1.0の5勝3敗でした。(使用PCのメモリは?...
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    2012/05/21 17:45