羽生の五手詰(書評)

詰将棋の本

難易度:★★☆☆☆☆☆☆☆☆
満足度:★★★☆☆

内容
5手詰め、全81題。

羽生二冠に「名人」をテーマとしたインタビューや、バトルロイヤル風間氏のイラスト・4コマ漫画も随所に収録。


構成
1ページ1題。ヒント有。めくって次のページに解答解説。

各問題図の下に「名棋士列伝81人」として、物故棋士・引退棋士・現役棋士・女流棋士など81人を簡単に紹介。


書評
詰将棋の本にありがちな問題図だけのシンプルな雰囲気と違い、読者を楽しませようという工夫が盛りだくさんの力作です。

私が1題に要した平均時間と正解率を章ごとにまとめてみました。

棋力 → 将棋倶楽部24の初段
項目問題数平均時間正解率
第1章27問17秒100.0%
第2章27問24秒100.0%
第3章27問36秒96.3%
TOTAL81問25秒98.8%


全体的には現在新品が手に入る5手詰集で最も簡単で、5手詰の入門書としてお勧めの一冊。

第1章から第2章、第3章と徐々に難しくなっているのもいい感じ。

(ラストに用意されている「実戦詰将棋にチャレンジ」の全3問だけがこの本に不似合いな難しさだったのは謎)

私には簡単過ぎたため満足度を★3つとしましたが、将棋倶楽部24の10級前後の方が読めばきっと満足度は上がると思います。


目次
第1章 構想力を磨く五手詰
 最強棋士が語る「名人」①「名人」との出会い
 最強棋士が語る「名人」② 名人戦の記憶

第2章 推察力を極める五手詰
 最強棋士が語る「名人」③ 江戸時代の名人
 最強棋士が語る「名人」④ 実力制名人の系譜

第3章 応用力を鍛える五手詰
 最強棋士が語る「名人」⑤ 大山・升田の凄み

実戦詰将棋にチャレンジ!
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