とっておきの詰将棋セレクション(書評)

詰将棋の本

難易度:★★★★★☆☆☆☆☆
満足度:★★★★☆

内容


1987年に刊行された「とっておきの詰将棋」1・2巻から著者がこれはという自信作をセレクトした一冊。5手詰めと7手詰めを中心に3~9手詰めを全202題収録。


構成


1ページ2題。ヒント無し。手数表示有り。めくって次のページに解答解説。


書評


駒数少なく玉位置もほとんどが四段目以下。スッキリした取っつきやすい問題図ばかり。

私が1題に要した平均時間と正解率を手数ごとにまとめてみました。

棋力 →将棋倶楽部24の初段
項目問題数平均時間正解率
3手詰20問39秒100.0%
5手詰80問1分04秒100.0%
7手詰80問2分32秒90.0%
9手詰22問5分08秒77.3%
TOTAL202問2分03秒93.6%


3~7手詰めは並レベルの難度、または比較的やさしめの感じでした。

同時期に発売された同じ著者の「内藤のカンタン詰将棋」と比較すると、5手詰めは同レベル、7手詰めはこちらの方が明らかに簡単でした。

3手詰め→5手詰め→7手詰めと読み進めていく際、難度の上がり方が単純に手数分上がる感じなので、スムーズに読み進めていくことができるでしょう。(「内藤のカンタン詰将棋」は5手詰めと7手詰めとの間の難度の差が手数以上に難しくなる感じだった)

ただ、9手詰めの22題だけは並レベルの9手詰め集より難しいように感じました。アマ初段を目指している人は頑張って乗り切ってほしいところ。

随所で内藤先生の心憎い作意を楽しめる好印象の一冊でした。


目次


3手詰め20題
5手詰め80題
7手詰め80題
9手詰め22題
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