あなたの棋力を採点する第1集(書評) - 将棋のブログ

あなたの棋力を採点する第1集(書評)

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対象棋力:アマ初段以上(将棋倶楽部24の4級以上)

阪田の満足度:65%



米長邦雄永世棋聖が書いた次の一手問題集。初版は昭和40年代。上の表紙は第51期名人位獲得記念出版として発売されたもの。

内容はヒントと5択から次の一手を選択し、その解答結果をもとに読者の棋力が序盤・中盤・終盤に分けて採点される。(5択には最善手から順々に10点、8点、6点、4点、2点という得点が付いている)

私と将棋ソフトは以下のように採点されました。

あなたの棋力を採点する 正解率
※表中の「%」は最善手である10点の獲得率


将棋ソフトの点数が伸びてない理由のひとつには将棋ソフトが5択にない手を最善手として挙げることが時々あるからです。(激指が全部で9つ、ボナンザが全部で7つ)

さて、上記の表は序・中盤のBonanza6.0、終盤の激指11がうまく採点されていると思います。

一方で、中・終盤で将棋ソフトの正解率がこれだけ低いということは、正解がわかりにくい難しい問題が多いと言えます。

特に終盤の部の後半は私の棋力では答えと解説を見てもよくわからない問題が幾つかありました。

正解の解説に出てくる変化図では「どう詰むか力だめしに考えてみてください。」と書かれていながらも、将棋ソフト(激指4と東大将棋6と激指11)も詰ますことができなかったり・・。(終盤の部 問題20)

終盤問題の後半10題は本当に難しく、私は平均10分くらい考えて正解率30%でした。(激指11も前半の正解率は80%で後半は50%となっており、後半が難しくなっているのは間違いない模様)

終盤の部に関しては、最近の「○段の力」(マイコミ)や「○段コース」(日本将棋連盟)の方が正解がハッキリしているし、次善手以下もそれらの方がうまく捉えています。しかし、序盤の部・中盤の部に関しては「あなたの棋力を採点する第1集」の方がプロがどう考えているのかを学ぶことができ、大局観を矯正してもらっているようでおもしろかったです。

また、棋力を測ってもらえる機会がない者にとって、書籍でそれができるという企画はとてもありがたかったりします。

個人的には42問までは楽しく解いていたのですが、それ以降で苦戦する問題が連発し印象が悪くなった感じで、満足度は65%とさせて頂きました。

対象棋力に関しては、私の正解率が5択があっても50%ちょっとであることから有段向けだと判断します。将棋倶楽部24の4級以上からといったところではないでしょうか。

<各問題の解答結果など>

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