難易度:★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
内容
1手詰、全81問。バトルロイヤル風間氏による4コマ漫画・イラストも楽しめる。
構成
1ページ1題、ヒント有。問題図下に「羽生ペディア」の項があり、羽生名人や将棋界に関する豆知識が掲載されている。めくって次のページに解答解説。
書評
羽生名人監修の1手詰め問題集です。難易度は紛れもなく超初心者向け。
私が1題に要した平均時間と正解率を章ごとにまとめてみました。
棋力→将棋倶楽部24の初段
項目 | 問題数 | 平均時間 | 正解率 |
---|---|---|---|
第1章 | 27問 | 3秒 | 100.0% |
第2章 | 27問 | 2秒 | 100.0% |
第3章 | 27問 | 3秒 | 100.0% |
TOTAL | 81問 | 3秒 | 100.0% |
どれもこれもが見た瞬間わかる問題ばかりで、「1手詰ハンドブック」と同様、最も簡単な詰将棋集です。
どの問題も、ひねりというものはほとんどなく、作意と言えば正解が一つしかないことくらいでしょうか。
他の詰将棋問題集と違うのは、「羽生名人VSコンピュータ」等を題材に羽生名人のインタビューが5つ(各2ページ)収録されています。
それは、羽生名人の言葉ですから、将棋ファンの私は、当然楽しめました。
また、将棋世界でお馴染みのバトルロイヤル風間氏の4コマ漫画が4つ掲載されていたのですが、どれもよく意味がわかりませんでした(汗)
また、各問題図の真下に羽生ペディアと題して、羽生名人のエピソード・記録・名言が書かれてあったり、各章初めに羽生名人の歴史に残る一手(羽生マジック)が紹介されています。
「これから将棋を覚えよう」と思っている人は、目的を持って駒を動かすよい練習になりますし、将棋界の第一人者である羽生名人のことをたくさん知ることができますので、これを読むことによって将棋に対する興味が増すかもしれません。ただし、中学生以上が対象です。
目次
はじめに
かんたん将棋ガイド
①駒の動かし方
②王手と詰み
③将棋の禁じ手(反則)
④詰将棋のルール
第一章 直観力が身に付く一手詰
第二章 論理力を鍛える一手詰
第三章 発想力が広がる一手詰
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