私は将棋倶楽部24の3~4級から4年以上伸び悩んだ時期があります。そしてある時期を境に将棋倶楽部24の初段に突き進んでいきました。
今回はその二つの経験を持つ私だからこそ書ける、24初段になるための良記事です。(たぶん^^)
<将棋倶楽部24の初段になるまでの過程で勉強したこと>
【定跡書】
【次の一手】
【詰将棋】
【必至】
【棋譜並べ】
【将棋観戦】
【対局】
<阪田が気付いた24初段になるために必要なこと>
私の場合「詰将棋」「盤駒使用」「対局時間」の3項目で、飛躍期とそれ以前に大きな差がありました。
毎日のように対局しているのにその棋力は町道場初段格からほとんど向上しない人。私に限らず「詰将棋を一切やらない」「盤駒を使用しない」「早指しばかり」の3点セットが同居していることが多いのではないでしょうか?
なお私の場合、「凌ぎの手筋186」で解説を見ても納得できない時に盤に並べて確認することから盤駒使用が始まりました。
当時定跡書の手順確認は将棋ソフト激指を使ってやっていたのですが、それもリアルの盤駒を使ってやった方が身に付きやすいように最近は思っています。ただ、「こう指したらどうなるのだろう?」は激指があるととても便利です。いずれにしても定跡書は盤駒を使って手順を確認しないことには書かれている内容を理解することはできないでしょう。
それから詰将棋を全く解かない人で将棋が強い人の話は聞いたことがありません。それはスポーツの世界で体力作りが出来てない人で、強い人が居ないのと同じことです。
詰将棋はいきなり難しい本にチャレンジしても嫌気がさして詰将棋嫌いが深刻になるだけなので、必ずやさしめの問題集から始め、自分に見合ったレベルの本を解きまくって下さい。当時24で1200点前後(最高2級)だった私は飯野先生の「3・5・7手実戦型詰将棋」や浦野先生の「3手詰ハンドブック」に出会い、詰将棋を好きになり始めました。
詰将棋は同じ手数でも難度に差があり自らのレベルに合った本選びは至難の技ですが、このブログのサイドバー「カテゴリー」で詰将棋の本をレベル分けしています。きっと役に立つことでしょう。(詰将棋力を養うには解きまくる以外の方法はありません)
詰将棋力を高めたならば、自然に「必至問題集」「寄せの問題集」「次の一手」も解きやすくなってくるので、それらを解く意欲が増し強くなるチャンスも倍増します。(終盤問題は詰みを読まないと解けない問題が多い)
それから対局時間ですが、早指しで盤数をこなした所で強くなることはありません。4年以上将棋倶楽部24の3~4級で停滞していた私にとっては証明済みのことです。強くなりたいのならば将棋倶楽部24では早指しではなく15分対局をおすすめします。
棋譜並べについては、町道場初段格レベルになると相手もプロの指し方を真似するようになってくるので少しずつ勉強になるような気はします。私はやらなかったのですが、やっていた方が序・中盤の筋が良くなっていたかもしれないなあ、と時々思います。(棋譜並べの効果については現在調査中)
将棋観戦は楽しいのですが、それが直接棋力向上に繋がるというのはかなり強くなってからのことかもしれません。ただし将棋を楽しんでいるという意味では棋力を保つ効果くらいはあるかもです。
この記事が参考になれば幸いです。
将棋倶楽部24の初段になる過程で必ず役に立つ問題集
今回はその二つの経験を持つ私だからこそ書ける、24初段になるための良記事です。(たぶん^^)
<将棋倶楽部24の初段になるまでの過程で勉強したこと>
【定跡書】
停滞期(約4年間) | 飛躍期(約10か月間) |
ゴキゲン中飛車がまだまだ体系化が進んでない頃にその定跡書を3冊読みました。目で追うだけの斜め読みでした。 | 左記の定跡書を読み直し、またそこそこ体系化が進んできた頃のゴキゲン中飛車の定跡書を2冊読みました。検討モードにした激指の盤上で棋譜を並べ「こう指されたらどうするのだろう?」を確認しながら読みました。 |
【次の一手】
停滞期(約4年間) | 飛躍期(約10か月間) |
ほとんど解いた記憶がありません。 | 「手筋の力 初級編」「初段の力」「二段の力」「谷川流光速の決め手」と全部で500題近く解きました。 |
【詰将棋】
停滞期(約4年間) | 飛躍期(約10か月間) |
ほとんどやってません。5手詰ハンドブック(赤表紙)も50問くらい解いたところで、続けるのが嫌になりそのまま本棚で埃をかぶってました。ズバリ、詰将棋は嫌いでした。 | 3~9手詰めを中心に全部で3000問ほど解きました。13手詰め以上は5%弱。実戦形ばかりを解きました。詰将棋が嫌いではなくなりました。 |
【必至】
停滞期(約4年間) | 飛躍期(約10か月間) |
詰将棋に比べると嫌いではなかったのですが、1冊全部を解いたという本は無かったです。「寄せの手筋168」も簡単なものを中心に半分くらい解いただけ。 寄せの本は「終盤の定跡(基本編)」を1冊読破しました。 | 必至問題だけでも300~400問くらいは解きました。5手必至くらいまでの簡単なものが多かったです。初段になったばかりの頃は「ザ・必至」などに掲載されている7手必至を解けるレベルには達してませんでした。 寄せの本は10冊くらい読破しました。「羽生善治の終盤術」も難しかったのですが1巻と2巻を読みました。 |
【棋譜並べ】
停滞期(約4年間) | 飛躍期(約10か月間) |
やったことありません。 | 「光速の寄せ」に掲載されていた棋譜数局を将棋ソフトの盤上で並べただけ。 |
【将棋観戦】
停滞期(約4年間) | 飛躍期(約10か月間) |
将棋倶楽部24やヤフー将棋で結構やってました。NHK杯も時々見てました。 | 停滞期と同じように結構やっていました。しかしそのことで棋力向上を実感したおぼえはありません。 |
【対局】
停滞期(約4年間) | 飛躍期(約10か月) |
1日平均1局以上はやっていましたが、ほぼ全部30秒将棋か、ヤフーでは持ち時間5分(1手5秒増加)でした。 | 相変わらず早指しを毎日のようにやっていましたが、消費時間30分程度の対局も3日に1回くらいはやるようになりました。 |
<阪田が気付いた24初段になるために必要なこと>
私の場合「詰将棋」「盤駒使用」「対局時間」の3項目で、飛躍期とそれ以前に大きな差がありました。
毎日のように対局しているのにその棋力は町道場初段格からほとんど向上しない人。私に限らず「詰将棋を一切やらない」「盤駒を使用しない」「早指しばかり」の3点セットが同居していることが多いのではないでしょうか?
なお私の場合、「凌ぎの手筋186」で解説を見ても納得できない時に盤に並べて確認することから盤駒使用が始まりました。
当時定跡書の手順確認は将棋ソフト激指を使ってやっていたのですが、それもリアルの盤駒を使ってやった方が身に付きやすいように最近は思っています。ただ、「こう指したらどうなるのだろう?」は激指があるととても便利です。いずれにしても定跡書は盤駒を使って手順を確認しないことには書かれている内容を理解することはできないでしょう。
それから詰将棋を全く解かない人で将棋が強い人の話は聞いたことがありません。それはスポーツの世界で体力作りが出来てない人で、強い人が居ないのと同じことです。
詰将棋はいきなり難しい本にチャレンジしても嫌気がさして詰将棋嫌いが深刻になるだけなので、必ずやさしめの問題集から始め、自分に見合ったレベルの本を解きまくって下さい。当時24で1200点前後(最高2級)だった私は飯野先生の「3・5・7手実戦型詰将棋」や浦野先生の「3手詰ハンドブック」に出会い、詰将棋を好きになり始めました。
詰将棋は同じ手数でも難度に差があり自らのレベルに合った本選びは至難の技ですが、このブログのサイドバー「カテゴリー」で詰将棋の本をレベル分けしています。きっと役に立つことでしょう。(詰将棋力を養うには解きまくる以外の方法はありません)
詰将棋力を高めたならば、自然に「必至問題集」「寄せの問題集」「次の一手」も解きやすくなってくるので、それらを解く意欲が増し強くなるチャンスも倍増します。(終盤問題は詰みを読まないと解けない問題が多い)
それから対局時間ですが、早指しで盤数をこなした所で強くなることはありません。4年以上将棋倶楽部24の3~4級で停滞していた私にとっては証明済みのことです。強くなりたいのならば将棋倶楽部24では早指しではなく15分対局をおすすめします。
棋譜並べについては、町道場初段格レベルになると相手もプロの指し方を真似するようになってくるので少しずつ勉強になるような気はします。私はやらなかったのですが、やっていた方が序・中盤の筋が良くなっていたかもしれないなあ、と時々思います。(棋譜並べの効果については現在調査中)
将棋観戦は楽しいのですが、それが直接棋力向上に繋がるというのはかなり強くなってからのことかもしれません。ただし将棋を楽しんでいるという意味では棋力を保つ効果くらいはあるかもです。
この記事が参考になれば幸いです。
将棋倶楽部24の初段になる過程で必ず役に立つ問題集
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