ボナンザは持ち時間が増えるとどれだけ強くなれるのか(bonanza6.0編)

余談
前回は私のPCのもとでbonanzaFelizとbonanza6.0を32回対局させるとbonanza6.0の23勝9敗だったことを下の記事に書きました。

BonanzaFeliz vs Bonanza6.0(三十二番勝負)

今回はbonanza6.0の持ち時間だけを10倍に増やすとどのような結果が出てくるのかを実験してみました。(総所要時間100時間以上の大実験)

BonanzaFeliz VS Bonanza6.0
持ち時間:bonanzaFeliz⇒1手30秒、bonanza6.0⇒1手300秒


※フラ盤左下のプルダウンメニューより棋譜を選ぶことができます。

※使用したPCはcoreduo(メモリ2G)、bonanza6.0の平均nps=130k前後

※前半16局はBonanzaFelizの先手。後半16局はBonanza6.0の先手。

※マイボナで起動。双方1スレッド使用で投了値は5000に設定

結果はbonanza6.0の28勝4敗(先手番⇒14勝2敗、後手番⇒14勝2敗)

※Felizの勝ちは第12局、第14局、第28局、第32局


bonanza6.0側から見るとその星勘定は


bonanza6.0の先手番 ⇒ ○○○○○○○○○○○●○●○○

bonanza6.0の後手番 ⇒ ○○○○○○○○○○○●○○○●


<今回の実験でわかったこと>
1.持ち時間を10倍にすると棋力が125点アップした。

2.bonanzaは中段玉や入玉に対する評価が正確ではない。

3.bonanza6.0は「処理速度×時間」が増えると終盤力が格段に上がった。

4.bonanza6.0は「処理速度×時間」が増えても序・中盤力の向上は顕著でない。


なお持ち時間10倍と棋力アップの度合いの関係は、最初にどのくらいの条件(「処理速度×時間」)でやったかによって、その10倍にした時の棋力アップの度合いも変わることを強調しておきます。

実はそれを証明するための実験を今回の実験の補足として行いました。

その実験とはbonanzaFeliz(1手30秒)vs bonanza6.0(1手3秒)の32番勝負です。

結果はbonanza6.0の9勝23敗でした。

つまり、bonanza6.0(1手3秒)を起点にすると最初の10倍で350点アップ、次の10倍で125点アップしたことになります。

bonanza 棋力の伸び

この流れから考えるとさらに次の10倍では125点アップよりも低いことが推測できます。

bonanza6.0を抑えて優勝したボンクラーズをさらに強くしたそのソフトの最高Rが3364点であったことを考えれば、上述の推測も納得できます。

※参考までに100点差は上位の5勝3敗ペース。200点差は上位の6勝2敗ペース。



結論としてボナンザは「処理速度×時間」が増えるほど強くなります。

しかし「処理速度×時間」と棋力アップの関係は比例関係ではなく、ある程度の強さになると「処理速度×時間」の増加に伴う棋力の伸び率は小さくなるようです。


<注意事項>
実験は現在の観点からは低スペックのPCで行いましたが、bonanza6.0が公開された2011年5月頃に皆が最新式を所有していたわけでもなく、その頃の平均よりもやや劣るPCといったところ。あとは読者のご判断にお任せします。
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