橋本崇載五段 対 将棋ソフトTACOSについて振り返る - 将棋のブログ

橋本崇載五段 対 将棋ソフトTACOSについて振り返る

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2005年に行われた「橋本崇載五段 対 将棋ソフトTACOS」。

実はその対局で橋本五段(当時)がピンチになり、それを機に日本将棋連盟が許可なき「プロ棋士vsコンピュータ将棋」を禁止したという経緯がある、「プロ棋士vsコンピュータ将棋」のあり方のターニングポイントとなった一局なのです。


TACOS優勢と言われた局面(79手目)
79手目

上の局面になる過程も興味深い。

後手番の橋本五段はなんと二手目△1四歩でした。

序盤の弱さをプロ棋譜データでカバーしている将棋ソフトを序盤から未知の世界に引きずり込もうとする高等戦術だったのだろうと推測します。

しかし持ち時間は40分。裏目に出た模様。

第1回電王戦の二手目△6二玉もそうですが、
序盤の変な手は成功したためしがありません(>_<)

さて、上の局面から橋本五段は△2三銀!

ピンと来ないかもしれませんが、一説によればその一手がコンピュータを狂わせたとも言われています。

その後1八の飛車取りに情熱を傾けるTACOSをよそに、橋本五段はプロの物凄い底力を見せて終わってみれば橋本五段の大勝利。

激指12はこの対局を以下のように分析しています。

tacos対橋本五段 激指12形勢評価グラフ
※赤いラインは80手目。79手目の評価値が493、80手目の評価値が1199。


投了図(126手目)
投了図126手目

プロ棋士の圧巻の終盤力は現在のコンピュータ将棋を凌駕している気がした次第。


<参考サイト>
タコスが平手でプロ棋士に迫る(詰将棋メモ)
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Comments 2

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ぱん  
No title

>第1回電王戦の二手目△6二玉もそうですが、

あれは大成功してたよ
だからこそ、「わーい飛車」になったんだし

何を持って失敗としてるのか

2014/04/18 (Fri) 14:43 | EDIT | REPLY |   
阪田大吉  
Re: No title

失敗とは書いてませんよ。

ただ、△6二玉から始まる不慣れでミスが出やすく
なる将棋を選んだことが果たして成功と呼べるのか
どうか。

2回やって2回とも負けていましたし。

それでも米長先生の△6二玉は棋士の勝負に対する
こだわりを見せたとても素晴らしい決断だったと
思っています。

2014/04/18 (Fri) 16:17 | EDIT | REPLY |   

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