激指12 vs GPSfish【八番勝負の結論】 - 将棋のブログ

激指12 vs GPSfish【八番勝負の結論】

0 Comments
GPSfishの持ち時間を激指12七段+が全力を出し切れる程度の時間に合わせて八番勝負を行ってみました。(※どのPCでやっても同じ結果を出すことが目的)


GPSfish vs 激指12七段


※フラ盤左下のプルダウンメニュー上から順に第1局、第2局、・・・、第8局。


第1局 GPSfishの勝ち(118手)/戦型:横歩取り

先手⇒激指12(総使用時間:88分03秒) 後手⇒GPSfish(総使用時間:43分16秒)


第2局 GPSfishの勝ち(125手)/戦型:右玉

先手⇒GPSfish(総使用時間:60分04秒) 後手⇒激指12(総使用時間:57分53秒)


第3局 GPSfishの勝ち(128手)/戦型:先手四間飛車穴熊

先手⇒激指12(総使用時間:28分52秒) 後手⇒GPSfish(総使用時間:52分38秒)


第4局 激指12の勝ち(188手)/戦型:先手三間飛車

先手⇒GPSfish(総使用時間:78分10秒) 後手⇒激指12(総使用時間:96分44秒)


第5局 激指12の勝ち(155手)/戦型:横歩取り(△8五飛)

先手⇒激指12(総使用時間:33分18秒) 後手⇒GPSfish(総使用時間:58分19秒)


第6局 激指12の勝ち(146手)/戦型:ゴキゲン中飛車(丸山ワクチン)

先手⇒GPSfish(総使用時間:55分23秒) 後手⇒激指12(総使用時間:28分13秒)


第7局 GPSfishの勝ち(242手)/戦型:ゴキゲン中飛車(▲7八金型)

先手⇒激指12(総使用時間:195分47秒) 後手⇒GPSfish(総使用時間:111分26秒)


第8局 GPSfishの勝ち(191手)/戦型:角換わり

先手⇒GPSfish(総使用時間:90分07秒) 後手⇒激指12(総使用時間:192分07秒)




GPSfishの5勝3敗という結果になりました。


二つのソフトを私なりに比較してみました。

定跡数 序盤力 中盤力 詰将棋力 終盤力
GPSfish
激指12

表中のAが高評価、Cが低評価という意味です。


<気付き>

○定跡数は激指12の方が遥かに多い。(優劣がハッキリした手順も含まれるため、それが良いとは限らない)

○序盤は定跡から外れると時間ギリギリまで考えるGPSfish、定跡から外れても指し手が速い激指12。

○序盤で優劣がハッキリし、そのまま終局することが多かった。(序盤はGPSfishの方が強い)

○終盤で双方が認める逆転が起こったのは1局のみ。(第3局)

○激指は終盤で不利を認めると長考を連発する。終盤はどちらが強いとは言い難い。

○GPSfishの形勢評価グラフはブレが大きく安定感に欠ける。(激指の評価値の方が安定している)

○8局やった結果、勝敗通りにGPSfishの方が少しだけ強いように思えた。(特に序盤)


あと今回の対局からわかったことではありませんが、詰将棋に関しては東大将棋などの方が上記二つのプログラムよりも上だと思います。

意外に思うかもしれませんが、第26期竜王戦第3局のニコ生大盤解説で使っていたponanzaも19手詰めを見落としていたようです。


それはともかくどちらもその終盤力はプロも恐れるほどの強さであることは事実。

総合的には序盤の差でGPSfish0.2.1の方が少しだけ強いというのが私の結論。

対局数が少なすぎますが、多分それで合ってます。

GPSfishは今年8月末に公開された開発用のプログラムで、激指12が昨年12月中旬に発売された商品用のプログラムであることを考えると妥当な結果でしょう。


今年12月13日に発売される激指13は七段+の対局レベルが登場するそうで、それが時間をたくさん使うことで強くなっているのか、それともアルゴリズムの進歩で強くなっているのか、とても興味深いところ。

とりあえず次はGPSfish対Bonanza6.0の八番勝負をやってみるつもりです。


GPSfishの設定
使用PC:Core2Duo(メモリ2G)

Threads ⇒ 1、Hash ⇒ 512

持ち時間:120分(秒読み60秒) ※激指12は無制限

※GPSfishの探索局面数は1手につき280万~420万。

GPSfishのバージョン:GPSfish 0.2.1+r2837 gcc 4.6.3 osl wordsize 32 gcc 4.6.3(2013年8月31日公開)





<12月13日発売>
マイナビ 将棋レボリューション 激指13(amazon)
関連記事

Comments 0

There are no comments yet.

コメントを書く