電王Ponanzaの166戦全勝で、勝てたら100万円イベントは終了

電王戦
Ponanzaに勝てたら100万円

「電王ponanza(ノートPC)に勝てたら100万円!」の4日目も元奨励会三段、元学生名人、将棋倶楽部24の2900点台、将棋ウォーズ七段をはじめとしたアマ強豪がドワンゴ半蔵門スタジオに集結していましたが、結局100万円ゲットは出ませんでした。

この日も電王Ponanzaは42戦全勝の圧倒的強さで、結局イベント4日間での通算成績は166戦全勝となり「電王ponanza(ノートPC)に勝てたら100万円!」のイベントは幕を閉じました。

初日にPonanzaから唯一人だけ勝勢を築いた自称初心者の方も4日目に参加していましたが有利を築くことはできませんでした。(但し、4日間を通してその方だけが引き分けに持ち込んだりハッキリ勝勢の局面を築いた)

アマ超強豪の中川氏も3日目に引き続き参加していましたが、Ponanzaの違和感抜群の速攻の穴熊崩しに対応することが難しかったようでハッキリ有利と言える局面はなかったようです。

4日目で最も善戦したのは元奨励会三段の一瀬(いちのせ)氏。解説の佐々木六段がその実力をイチオシしていたアマ棋界の超強豪。

ひねり飛車から佐々木六段も相当に期待できそうな旨を連発する局面となっていました。

<一瀬氏の対局より>
4日目第39局53手目
※上の図は53手目の局面。解説の佐々木六段の声のテンションが上がっていた。


しかし、Ponanza相手の20分切れ負けは人間側にとってかなりな無理ゲー。優勢を築くことができても時間に追われて終盤は力を出し切ることができなかったようです。

Ponanza側が劣勢を自覚していたのは事実。

<投了図とPonanzaの形勢評価グラフ>
4日目第39局投了図
※48手目~60手目はPonanzaも先手持ちになっていた。



個人的には100万円ゲットが出る瞬間を見たくてイベント4日間約32時間をパソコンの前に張り付いて視聴していたのですが、それが一人も出なかったのは結構残念。

有利な局面を築けたとしてもそこから勝ちきるのが至難の技で、昨年は15分の持ち時間を使いきっても1手30秒となり今年は20分切れ負けという差が明暗を分けたと分析します。

また、昨年のGPSfishは無料公開されていましたが今年のPonanzaは一般公開されていないのも勝利者が出難い条件になったと思います。

昨年は東大将棋部が序盤で優勢を築くことができる香得定跡が開発されましたが、今年の東大将棋部により開発されたニコ生通称「おこーる定跡」は優勢を築けるものではなくイベント初日以外でそれをやる人はほとんど居なくなりました。

なお、昨年の企画で100万円を獲得した人は序盤攻略を用意していなかった人達ばかりで、結局は優勢を築けたとしても勝ちきるために最も重要なのはある程度の時間と棋力だと考えることができそうです。

強い将棋ソフトは100%の確率で終盤力に長けているのだから当然と言えば当然ですが、今年の企画でそれが実証されたと言ったところでしょうか。


しかし、イベント4日間の参加者166人のうち3~4割は五段以上の猛者達だったわけで、勝勢を築けたのが1人、やや優勢と言える局面を築けたのが2~3人。

今のところ人間のみならず、電王トーナメントで他のコンピュータ将棋さえもPonanzaに一発を入れてません。

そんな無双の相手に屋敷九段が勝てばレジェンドになることまちがいなしっ!

屋敷九段の舞台は整いました、絶対に勝って下さいと心の中で願いたいですね(笑)


あと、100万円イベントよりもおもしろい番組は将棋ファンにとってそんなに多くはないので来年もやってほしいですね。100万ゲットが一人か二人は出そうな条件で(笑)




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