第3回将棋電王戦第2局(佐藤紳哉六段vsやねうら王)の感想

プロ将棋
電王戦


3月22日に東京都墨田区「両国国技館」で行われた
第3回将棋電王戦第2局(佐藤紳哉六段vsやねうら王)は
95手でやねうら王が勝ちました。

団体戦はこれでコンピュータ将棋の2勝0敗。

第3局「豊島将之七段vsYSS」は3月29日(土)に
大阪府大阪市「あべのハルカス」で行われる予定。


<感想>
対局前の盤外で穏やかではない雰囲気になった第2局。

それなのにコンピュータのやねうら王が選んだ初手は▲1六歩!

開発者のやねうらお氏によると、定跡手としてそれを
引く確率は1%だったそうです。

その確率でまるで漫画「月下の棋士」のようなワールドを
展開するとはもはや奇跡。

笑いました。笑うしかありませんでした。


そして5手目でさらに▲1五歩と端を伸ばしたのは偶然なのか、
ハメ手のイメージが強かったやねうら王のイメージと
ピッタリの序盤でした

中盤はやねうら王の41手目▲2五桂と単騎で跳ねてくる手が
どう見ても疑問手で佐藤六段に流れが傾いているように
思えましたが、ハッキリ優勢と言える局面は出現しませんでした。

視聴者もあきらめムードになっていた時、やねうら王が
69手目▲同角と指しニコ生画像に表示されていたツツカナの
評価値が互角付近戻り、視聴者の希望を取り戻すチャットが
画面に溢れていました。

しかし、80手目を指した時点で佐藤六段は1分将棋となり、
そうなると人間側の必敗形。


対局中の佐藤六段の真剣は表情に賛辞を送るチャットが
多かったのですが、私のネット低環境では映像や音声が
止まっている時間の方が長く、その雰囲気を共有することを
出来なかったのはとても残念です。
(普通の中継の低画質モードは見ることができる)

そんな中、やねうらお氏が対局の空き時間にいろいろな情報を
そのブログに更新してくれるのはとてもうれしいサービスでした。


ここまで電王戦を観てきて、さすがに私でも電王戦は
コンピュータ優勢だと思いかけています。

第3局はプロ側も今大会で一番強い棋士が登場しますので、
なんとかこの認識を元に戻してほしいところ。


<激指13七段+の形勢評価グラフ>
第3回電王戦第2局 形勢評価グラフ
※緑の「!」は70手目。赤いラインは後手の持ち時間がなくなった80手目。

※コンピュータの判断が正しいわけではありません。





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コメント
  • No title
    2014/03/23 05:37
    私の予想はまたしても外れてしまいました。
    途中やねうら王にミスが出て、そこを突いて佐藤六段が勝つと予想したのですが・・。
    しかし対局前にゴタゴタあったものの、勝負としてはとても面白かったです。
    第3戦も楽しみです。
  • エエッ?
    2014/03/23 16:44
    >第3局はプロ側も今大会で一番強い棋士が登場しますので

    屋敷ェ
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