最強将棋芸人VS電王ponanza の感想

電王戦
電王戦

3月24日にニコニコ生放送で「手数を当てたら100万円!最強将棋芸人VS電王ponanza」という番組があり、吉本興業の芸人さん3名(小籔千豊さん、インパルス・板倉さん、シャンプーハット・てつじさん)がPonanzaを相手に二枚落ち下手で対局し、そのうち小籔千豊さんが134手で勝ちました。


<対局結果>

○Ponanza vs インパルス・板倉さん(?)● ・・・95手

●Ponanza vs 小籔千豊さん(アマ1級)○ ・・・134手

○Ponanza vs シャンプーハット・てつじさん(アマ初段)● ・・・101手


<感想>
芸能界に疎い私は出演者の中で小藪さんだけは知っていました。インパルスも一昔前にNHKで放送されていた545キロバトルでそのコンビ名だけ記憶にあります。

私はこれまで1度だけ難波の吉本会館で新喜劇を観たことがありますが、その時の座長が小藪さんでした。それで吉本興業のオフィサルサイトのプロフィル欄を確認したこともあり、確かにそこに趣味が将棋と書かれていたので、私の中でも将棋を好きな有名人の一人でした。

小藪さんは将棋ウォーズの1級だそうで、20人くらいの芸人さん達で開催された池乃めだかさん主催の「めだかカップ」で優勝した実績があると言ってました。

はじめその実力を半信半疑でしたが、銀多伝にスイスイと組み上げあっという間に勝勢を築き上げる様は結構上手かったです。


<小藪さんの対局 投了図>
小藪vsponanza 投了図


インパルス・板倉さんも普通の将棋ファンの腕前でしたし、シャンプーハット・てつじさんも負けはしましたが序盤は勝勢ムードで確かに初段の棋力でした。

どうしても彼らは笑いをとる使命がありますので対局に本腰を入れ難い状況でしたが、将棋は勝ち負け以外にも指し手に将棋の好きな度合いが現れるもので、将棋好きが伝わってきた彼らを今後応援したい気になった次第。


番組では対局中に使えるヘルプの一つに「テレフォン」というのがありましたが、電話を掛けてくる人が森内竜王名人を名乗る素人だったり、自爆の順を伝えて電話をブッチ切る人だったりでしたがそれを笑いに変えることが出来る芸人さん達なので楽しかったです。

Ponanzaに勝つ人が居たことは番組を盛り上げる大きな要因になったと思います。

我々は人間なので、人間敗北のストーリーよりも劣勢と見られる状況から人類勝利のストーリーになる展開を好みます。(第3回将棋電王戦も第3局以降そうなってほしい)


ところで番組を見ていて思ったのはPonanzaの二枚落ちはプロに比べると随分弱いということです。

BONANZAや激指と同じく二枚落ちでも美濃や穴熊といった低い陣形に組みたがり、序盤は大駒を成り込ませる隙だらけに見えました。

この状況でコンピュータが名人を越えたと言われても説得力に欠ける気がするわけです。


それはともかく、お笑い芸人さん達と将棋のコンビネーションは縁台将棋を楽しんでいる感覚で楽しかったです。それと、こういう番組でこそ将棋ソフトの評価値をその画面に使っていると初心者も状況を把握しやすかったかもしれませんね。


<小籔千豊さんの対局 激指13七段+の評価値で作成したグラフ>
小藪vsPonanza 形勢評価グラフ
※赤いラインは57手目。「テレフォン」で示されたのは評価値が1163から204になる一手だったが、佐々木六段のまったが掛かり修正された。





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