第3回将棋電王戦第3局(豊島将之七段vsYSS)の予想

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棋界全体の中での豊島七段の強さですが、昨年度頂上決戦を戦っているわけではないのでトップクラスというわけではないと思います。

しかし十指に入るかもしれないくらいの実力で、多くの将棋ファンが最も強い若手棋士だと認めています。

次に将棋ソフトYSSの強さを推測してみます。

どのくらい強いのかと言うと、電王トーナメントでやねうら王に2回やって2回とも勝っています。

BONANZAとは1勝1敗でした。ツツカナやPonanzaとは1回やってどちらも負けています。

また、開発者の山下宏さんのHPにおもしろい資料がありました。

YSSの将棋倶楽部24でのレーティング(YSSと彩のページ)

7年前の古い資料ですが、上位の将棋ソフトが1年に100点前後の棋力向上を実現させている事実や、BONANZAとは指し分けたこと、Ponanzaよりも下位であること、やねうら王よりは上位であることなどを考慮すると30秒将棋ならば将棋倶楽部24の3200~3300点相当であることが推測されます。

最強の人間が最高潮で3200点であることを考えると、30秒将棋で勝ち越せる人間が存在する確率はゼロに近いでしょう。



さて、第3回将棋電王戦第3局の予想ですがニコニコの公式サイトで実施していた第3回電王戦ととくじで82%の方が豊島七段の勝利を予想しています。

しかし、第1局と第2局の内容と結果を見れば多くの方が考えを変えたのではないでしょうか。

私もあの内容と結果には相当な衝撃を受け、考えを改めざるを得ませんでした。

菅井五段は本番用ソフトの習甦を相手に95勝97敗だったことを明かしています。

私は菅井五段の勝利確率が最も高かったと予想していて、今でもその考えは変わりません。

おそらくは豊島七段も自宅で一人で指せばYSSと互角に戦うのだろうと思います。

しかし本番は早くも決着局になるかもしれない状況になっており、そうでなくとも開幕前から豊島七段への期待は半端ではありません。

もちろん私は豊島七段に勝って欲しいのですが、上記の現実を考慮すると豊島七段が勝つ確率は4割くらいと弱気の予想してしまうわけです。

ただ、YSSが上に書いた推定レート3200~3300点ならば人間不利の30秒将棋で対局しても豊島七段ならば互角に近い勝率が出るはずで、そろそろプロの勝つ番がまわってきてもおかしくありません。

いろいろ書いてもプロ3勝2敗の感動の逆転ストーリーしか起こって欲しくありません(笑)


ところで、第3局に登場するYSSは私もその商品版AI将棋に世話になりました。

20年近く前の話なので現在のYSSとは全く別物ですが、とにかく世話になりました。

あのAI将棋が20年以上の歳月を経て進化したYSSの電王戦出場には、他の出場ソフトにはない何か特別な感情があります。

豊島七段には勝って欲しい、しかしYSSの開発者にもがんばって欲しい、このジレンマに複雑な心境です。

AI将棋さん大集合
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