電王戦について思うこと

電王戦
8月29日(金) の14時からニコニコ生放送で「将棋電王戦に
関する記者発表会2014」が放送されます。

どういう展開を予定しているのか気にはなるところです。


コンピュータ将棋が強いことなんて、将棋倶楽部24をはじめとした
ネット将棋で高段観戦に夢中になっていた人ならば
7~8年前から誰でも知っていることです。

もう2007年頃からソフト指しだとバレバレの人が最強クラスと
いい勝負だったのですから。

しかし、人間は人間を応援します。

真剣勝負と謳っているのならばなおさらです。


私は第3回電王戦の頃にはもう、真剣勝負ではなくただの
イベントなのだろうと思っていました。

しかし、真剣勝負だと信じ超エキサイトしていた人は
少なくなく、電王戦を取り巻く空気は恐ろしいほどに
殺伐としていました。


電王戦に対する思い入れは様々です。

どうでもいい人、絶対に人間が勝たなければ納得できない人、
人類の敗北を受け入れている過程の人、人間はもう勝てないと
悟った人、コンピュータ万歳の人、エトセトラ。


そこには様々な強い力の意思があるため、意思と意思の
衝突が起こりがちです。

電王戦はプロ棋士とコンピュータだけが戦っているわけではなく、
プロ棋士を好きな人やコンピュータを好きな人もまた
戦っていたようです。


<電王戦に期待したいこと>

第1回電王戦から第3回電王戦までリベンジマッチを含め
プロ棋士側の3勝9敗1分。(※第1回プレマッチ除く)

もう、プロ側のほうが強いとするには苦しい成績です。

将棋の内容は互角だと思いますが、コンピュータはスタミナが
全く減らないので勝つのは難しそうです。


私はプロ側が勝つ対局を期待したいのですが、勝てなくとも
納得した対局が2局あります。

第1回電王戦と第2回電王戦第4局(塚田九段vsPuellaα)です。

その2局の共通項はコンピュータの開発者が同じ方でとても
ユニークな方でしたが、そのことよりも素人でもわかる
コンピュータ対策がその棋譜の中にあったことです。

その2局でプロは勝てませんでしたが、意地でもコンピュータに
負けたくないという運命に抗う人の姿が盤上に色濃く
現れていて、勝負に対するすさまじい執念が伝わってきました。

特に第2回電王戦第4局は運命を変える結末があり感動しました。


ところでプロが勝った3局全てに対局前の万全の準備を
わからせる序盤攻略が盤上にありました。


電王戦で期待したいこと、私にとってそれは押し寄せる
コンピュータの猛威に抗う人の姿です。


<電王戦で観たくないもの>

電王戦で観たくないもの、それは盤外での険悪なムード。

毎回、何かが・・。


それから電王戦に羽生名人を出すべきではないと思います。

将棋が如何にコンピュータによって解明されようとも
羽生名人とコンピュータはどちらが強いのか、その謎だけは
将棋ファンに残された最後の浪漫だと思うからです。

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コメント
  • No title
    2014/08/26 23:31
    電王戦について思うこと
    ・ほとんどのプロよりソフトは強くなった
    ・タイトルホルダーとて絶対に勝てるとは言い切れない強さになった
    ・今回、第3回までと同じような企画内容なら番組は見ず結果だけ見るつもり。タイトルホルダーが出れば絶対に見るが、連盟は出さないだろう
    ・なんだかんだ言って俺はプロに勝ってもらいたがっているミーハーファンだったんだと改めて気づいた
    ・ゆえに電王戦の存続はどちらでもよく、むしろライトファン向けの番組を増やして欲しい。プロやアマの棋戦を主催してくれるのも嬉しい
  • No title
    2014/08/27 08:14
    同じく電王戦を見てますが
    感想としては確かにプロ平均よりは今の将棋ソフトは強いところにいるのは事実だと思います

    ですが見ていて思うのは1手のミスがそのまま敗着になるな、ということです
    たとえば今年であれば屋敷九段が▲81成香を指した手がそのまま敗着になったようにやっぱり人間側は何か一つ読み抜けみたいなのがあって、それをコンピュータに咎められるってのがあると思います

    もし人間が実力でコンピュータに勝つためには読みぬけとかがなくなることが不可欠だと思います
    ですが人間はどこか過ちを犯すので不可能です


    もし次行われるのであれば、将棋祭りみたいな感じの派手な展開というんでしょうか、ああいう感じなのを希望したいですね。
    棋士はプロの中の中以上ぐらいで。
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