第64回NHK杯(増田裕司六段vs菅井竜也五段)の感想

NHK杯
11月2日に放送された第64回NHK杯2回戦(増田裕司六段vs
菅井竜也五段)は143手で菅井五段が勝ちました。

棋譜は下記の公式サイトをご覧下さい。
(いつも放送日翌日に公開されています)

NHKテレビ将棋トーナメント


<ポイント>
○対局前の対戦成績は菅井五段の3勝0敗。

○戦型は菅井五段の先手番中飛車(初手▲5六歩)

○駒組が長く、煮詰まった局面がしばしば現れる展開。

○菅井五段が63手目で少々無理気味な打開を試みる。

○双方、玉に近い3筋をめぐる攻防。先攻したのは増田六段。

○菅井五段が反撃に転じて勝利。


<感想>
最近は居飛車も指す菅井五段ですが、本局では対局前に
振り飛車を宣言。

その展開を望んでいた人は多いはずで、期待に応えるところはさすが。

初手▲5六歩は数年前までは少し損する指し方だという
定説がありましたが、最近は久保九段もやっていて流行っている模様。

本局は動かす駒が難しいこう着状態である旨を解説の
船江五段が何度も連発した将棋で、先手の菅井五段が
どうやって打開するのかが最初の見所となりました。

将棋の本に書いてある理論通り、後手は千日手辞さずの構え。
先手は少しでも後手の形が悪くなった時に打開を試みていました(63手目)

私の将棋では先手も後手も関係ないので参考になったか
どうかはともかく、プロ将棋を観ている実感があったのは確か。

番組のなかで船江五段が123手目をプロの手だと称えて
いましたが(自身が見落としていた意味もある)、確かに
棋譜を見直すと本当にいい手。

最後の即詰みもカッコよかったです。


<コンピュータの形勢判断>
NHK杯増田vs菅井形勢評価グラフ

※青色は激指13七段+、赤色はGPSfish

※コンピュータの判断が正しいわけではありません。



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