第65回NHK杯出場女流棋士決定戦の感想

NHK杯
3月15日に放送された第65回NHK杯出場女流棋士決定戦
(甲斐智美女流二冠vs香川愛生女流王将)は117手で
先手の甲斐女流二冠が勝ちました。


棋譜は下記の公式サイトをご覧下さい。
(いつも放送日翌日に公開されています)

NHKテレビ将棋トーナメント


<ポイント>
○序盤:香川女流王将が2手目△1四歩

○中盤:香川女流王将の反撃に甲斐女流二冠が冷静に対応。

○終盤:甲斐女流二冠の玉が相手陣にゴールイン


<感想>
出ました、2手目△1四歩。

阪田三吉が指した伝説の一手。(vs花田長太郎)

橋本八段がTACOS将棋を相手に指した一手でもある
のですが、公式戦に出てくることは非常に珍しく、
何を狙っていたのかと観る人の想像を掻き立てます。

以降も打って出るのを誘ってくるかのような後手の
布陣と普通の相振り飛車の陣形で大乱戦を選ばない
先手との序盤の駆け引きが本局の見所のひとつ。

香川女流王将の58手目△3六歩~60手目△4六桂が
勝負手でしょうか。

桂損で飛車を手持ちにする大技でしたが、甲斐女流
二冠の対応は冷静で先手に傾いた流れは変わりませんでした。

甲斐女流二冠の71手目飛車を封印する▲7九角。

打つのをためらいたくなりそうな自陣角が冷静で、
盤上の最善手。

なんとなく本局を象徴していた一手に見えた次第。


<コンピュータの形勢判断>
第65回NHK杯出場女流棋士決定戦 形勢評価グラフ
※青色は激指13七段+、赤色はGPSfish

※コンピュータの判断が正しいわけではありません。



関連記事
記事タイトルとURLをコピーする
コメント
コメント投稿

トラックバック