電王戦FINAL第3局の感想 - 将棋のブログ

電王戦FINAL第3局の感想

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3月28日に北海道五稜郭で行われた電王戦FINAL第3局は
116手でやねうら王が稲葉陽七段に勝ちました。


<本局の進行>

先手は稲葉七段で横歩取り(△3三桂型)



32手目△7ニ玉を見て稲葉七段が初めて少考



47手目▲2七歩を境に形勢はやねうら王に傾く



65手目▲7四飛で評価値は一気に後手にブレる



稲葉七段は長考後77手目△4五玉の入玉コースを選択



入玉は実現せず、116手目△4六龍で先手玉は必至


<感想>
「電王戦FINALへの道」で見せたひねり飛車のハメ手
△8九飛成▲8八角が実現しそうな局面になって
いましたが、そのハメ手は出現しませんでした。

本局の形でそれをやると8筋から歩で暴れられて
練習ではなかなか上手くいかなかったという話。

観戦する側にとって最も盛り上がったのは、稲葉
七段の玉が入玉できそうな形になった夕食休憩後の
77手目あたりからでしょうか。

入玉が実現することはありませんでしたが、97手目
を本譜の▲5四歩に変えて▲2三歩成として一目散
に入玉を目指す順を見てみたかった気はします。

ちなみに稲葉七段は対局後記者会見で点数が足りて
いなかったことや、入玉することが難しかったことを
話していました。

盤上でも記者会見での話でも稲葉七段のかなりの
事前研究を伺うことができました。

しかし、勝つためには勝率の高い形を出現させる
ツキも必要なようです。

それを考えると電王戦で勝つことがとても大変な
ことであることを改めて知らされた一局でした。


<激指13七段+の形勢評価グラフ>
電王戦FINAL第3局 形勢評価グラフ




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Comments 1

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単福っち  
No title

いつも楽しく読ませていただいてます
ニコ生のアンケートでは「見る将」(だったかな?)を選択してるので「次の一手」などの良問は見たことないのですが対局後の感想などを楽しく読ませていただいてます
電王戦FAINAL あれよあれよとプロ棋士2連勝
それもソフト側に良いとこなし
2戦目はソフト側が+評価の時間が長かったけど終わり方の印象が・・・ソフトなんじゃそら!って感じでした
プロ棋士側を応援しながら見ていますが2連勝を観ちゃうと第2回第3回はなんだったのよ!と思ってしまうほどの感じでしたがついにソフトが1勝を上げましたね
これで第4局第5局がますます楽しみになりました
将棋自体はよく分からないので対局後の記者会見とこちらのブログの感想見たりするのが主な楽しみです

いつも通りすがりで見てるだけで申し訳なかったのでフラッとコメント残してみました

2015/03/29 (Sun) 11:28 | EDIT | REPLY |   

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