再びApery32bit版 vs 激指13をやってみた - 将棋のブログ

再びApery32bit版 vs 激指13をやってみた

5 Comments
前回に引き続き、Apery vs 激指13の第3局~第5局を
やってみました。

第2局までの時点では1勝1敗。

激指13七段+ vs Apery32bit版


※フラ盤左下のプルダウンメニューから棋譜を選ぶことができます。

第3局

▲激指13(総時間63分46秒)vs△Apery(総時間53分17秒)

119手で激指13の勝ち

ハードが統一された電王トーナメントではAperyが
激指に勝ち、成績もAperyの方が随分良かったわけ
なので、何か設定に問題があるのかもしれません。

そう思う反面、電王戦FINAL第5局の記者会見の席で
やねうらお氏がAperyは対策をされ難くするために
指し手にランダム性を入れて弱くなっていると話し
ていたのと関係がありそうな気もしました。
(※Apery開発者ではなく、やねうらお氏が語っていた)

なお、PCが低スペであるという問題は激指も同じ
環境なので、そこに不平等はありません。

何はともあれ、ここまで3局でAperyは矢倉のなり損ない
みたいな駒組みばかりをやってました。

どうやらエンジン設定時に「Best_Book_Move」と
いう項目にチェックを入れたのが原因になっている模様。
(低スペPCでそこにチェックを入れると弱くなる?)

よって、第4局からはそのチェックを外すことにしました。


第4局

▲Apery(総時間61分18秒)vs△激指13(総時間68分25秒)

150手で激指13の勝ち

「Best_Book_Move」のチェックを外したことによって
別の戦型を選ぶようになりました。

そして対局はAperyペースで進みました。

100手目くらいからしばらくは評価値1500~2000くらいで
Aperyは自らを優勢と判断していました。

激指も評価値300~700くらいでApery優勢と判断して
いました。

ところが・・。

<第4局128手△8八馬までの局面>
第4局128手目の局面

128手目△8八馬で激指が逆転成功と判断。

その時、Aperyは自らを優勢と判断し選んだ指し手は
▲3三銀の詰めろ。

しかしその前の激指の△8八馬で先手玉は21手詰め
の詰めろになっていて、Aperyがそれを防がなかった
瞬間に勝負有り。

激指はその詰めろを5分くらい掛けて発見していて、
1手60秒のApery側から見ると不公平感もあるような
気がしました。

そこで、Aperyはどのくらい時間を使えば129手目で
詰みを回避するのか実験してみたところ、私のPC
だと50分以上かかりました。

実はAperyが詰みを回避しても128手目の局面は激指
勝勢みたいですが、そう判断するためには激指も
Aperyも莫大な探索局面数を必要とするようです。

第4局は激指側に運があった、そんな感じではない
でしょうか。

いずれにしても、「詰み」の面では激指13の方が
優っている気がします。


第5局

▲激指13(総時間1分16秒)vs△Apery(総時間10分2秒)

44手で千日手

双方、相手側を評価値200弱くらいで有利と判断
していたようです。

コンピュータは自らを不利と判断している時は
千日手を選ぶのが普通ですが、Aperyも例外では
なかったようです。


第5局までの結果は、激指13の3勝1敗1分。

たぶん、第9局までやる予定ですが、続きはまた書きます。




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Comments 5

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-  
No title

aperyのnpsはどのくらいなのでしょうか。
自分の所だと激指13よりaperyの方がだいぶ強いです。

2015/04/27 (Mon) 22:20 | EDIT | REPLY |   
-  
No title

すみません。間違えました。
npsは関係ないです。apery_2015327だと強いと思います。

2015/04/27 (Mon) 22:32 | EDIT | REPLY |   
-  
No title

32bit版だと弱いです。

2015/04/27 (Mon) 22:53 | EDIT | REPLY |   
管理人  
Re:No title

いろいろな情報をありがとうございます。

使っているAperyは32bit版です。

2015/04/28 (Tue) 00:16 | EDIT | REPLY |   
-  
No title

基本的にAperyは64bitのhaswell以降のCPUで最適化された作りになっているはずです
なので32bitCPUではAperyであってAperyでない状態だと思います

あと、Aperyは設定を詳細に決められる分、設定によって強さが相当違います
PCによって最適な設定は違いますが、それでも少なくともBestBookMoveは入れた方が平均的な勝率は良くなるはずですよ
他の設定項目で、定跡を一定確率でばらけさせることは可能です

今までApery_20150327でのソフト同士の対戦結果のサンプルはある程度上がってきていますが、

Apery > PonaX (勝率6割程度)
Apery > GPSfish (勝率7割程度)
Apery > 激指13(勝率7割程度)
Apery > BlunderXX (勝率7割程度)
Apery > Bonanza6.0 (勝率9割程度)

だいたいこのくらいの範囲に収まっている印象です
Aperyを使わずに他のソフトを使っての対戦でも、GPSfishと激指13はだいたい同じくらいの棋力で、Blunderは少し劣り、Bonanza6.0は古いソフトなのでサンドバッグに使われている感じでしょうか
去年まで最強だったPonaXに勝ちこせるソフトが出てきたのが感慨深いです
今流通しているソフトでAperyに勝ち越せるソフトは無いですね(今年3月の最新バージョンなので当然とも言えます。PonaXは2014年、GPSや激指13は2013年に出ているものです)

2015/04/28 (Tue) 10:56 | EDIT | REPLY |   

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