初段の終盤(書評) - 将棋のブログ

初段の終盤(書評)

0 Comments

対象棋力:将棋倶楽部24の3級~六段、ヤフーの紫~赤
阪田大吉の満足度:70%



「週刊将棋」に掲載された「初段認定問題」より終盤の問題を全100問収録した本(2001年発売)です。
「週刊将棋」に掲載された時は、3択問題だったらしいのですが、この「初段の終盤」では選択肢がなくなった代わりに、文章によるヒントが付け加えられています。

最近発売された「二段の力」とほとんど同じような作りですが、この「初段の終盤」では「寄せ」も「しのぎ」も、ランダムに出題されています。
私が実際に解いてみた結果の正解率と1手あたりの平均考慮時間は下の表の通りです。



難易度が「★」の数で分けられているのですが、4つ星と5つ星はかなりの難問でした。
まえがきに「100問中50問正解なら『実力初段』はあるでしょう」と書かれてありましたので、私は初段を認めてもらえたようです^^

恐るべしは将棋ソフト「激指7」で、たった6問の間違いで、しかもそのうち2つは成れる駒を不成としているだけで、結果は正解と変わりません。(打ち歩詰回避の意味もないのに飛車をならない奴はマナー違反ではありますが^^;)そして、「激指7」が不正解になった問題のひとつ(第87問)は、ヒントに「後手玉には即詰みはないが」と書いてますが、15手詰が指摘されました。

「週刊将棋」の「段位認定問題」の傾向として、詰将棋になっている問題はかなり難しいです。9手詰とヒントに書かれてあっても40枚の駒が並ぶと普通の13~15手詰を解くのと同じくらい難しいです。

全体的な感想としては、選択肢はなくてもヒントを見れば、寄せの一手か、しのぎの一手か、攻防の一手かがすぐにわかるので、問題は難しくても、考えやすくはありました。
また、「激指7」の正解率からも、出題されている問題は正解がはっきりしている良問だとも言えます。

この本は寄せの基本手筋を一通り知っている人にはお勧めできる本です。(ある程度の棋力がないと、その難しさに嫌気がさして読む気がしないでしょう。)
基本手筋を一通り覚えた人ならば、終盤の練習に最良で、棋力向上に役立つ問題集となるでしょう。

上の表が将棋倶楽部24で、終盤に自信がある初段な人の正解率ですので、この本に縁がある方は、是非チャレン
ジしてみてください^^

Comments 0

There are no comments yet.

コメントを書く