康光流 詰将棋の極意 初段 二段 三段(書評)

詰将棋の本

難易度:★★★★★★★☆☆☆
満足度:★★★☆☆

内容


雑誌「週刊ゴルフダイジェスト」に連載された「佐藤康光の一歩千金」を再編集し、新作30題を加筆。5~13手詰め、全150題。


構成


1ページ1題。手数表示とヒント有り。めくって次のページに解答解説。


書評


成美堂から羽生名人や森内前名人の名を冠した詰将棋本が出版されていますが、この本の場合は佐藤康光九段本人が問題作成者であるところが大きな魅力。

私が1題に要した平均時間と正解率を手数ごとにまとめてみました。

棋力→将棋倶楽部24の初段
項目問題数平均時間正解率
5手詰40問1分15秒95.0%
7手詰68問3分40秒89.7%
9手詰30問8分15秒86.7%
11手詰9問8分59秒88.9%
13手詰3問21分37秒33.3%
TOTAL150問4分37秒89.3%


盤上の駒数は10枚以内のものが多く、玉の配置はほとんどが三段目よりも下。

5手詰めはサクサク解けましたが、7手詰めの途中から難しい問題の出現頻度が上がりました。

9手詰めの「問題120」「問題123」「問題130」、13手詰の「問題148」「問題149」は30分以上考えましたが、ギブアップ。

7手詰以上は、手数と比して、やや難しめだと思います。

成美堂の詰将棋本は安くてレイアウトも見易くて良いです。


目次


はじめに
第1章 5手詰問題 -終局の極意-
第2章 7手詰問題 -読みの極意-
第3章 9手詰問題 -妙手の極意-
第4章 11・13手詰問題 -緻密の極意-
あとがき
関連記事
記事タイトルとURLをコピーする

コメント
コメント投稿

トラックバック
  • 早朝に起きて、ワールドカップラグビーを見たので、ちょっと眠い。 でも早起きしてみるだけの価値は十分にあった。 まあでも今日は休日なのでのんびりしていた。 来週は、赤旗の県大会があるが地元で地区予選が行われなかったので、参加することができず残念です。 ま...
    バビル3世ブログ(将棋、書籍他) 
    2015/10/12 18:50