将棋倶楽部24の5級になるまでの軌跡(中編) - 将棋のブログ

将棋倶楽部24の5級になるまでの軌跡(中編)

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将棋倶楽部24


将棋倶楽部24の5級になるまでの軌跡(前編) ←前回の話はこちら

8級になってからその棋力の向上は2~3ヶ月の間一進一退が続いていたようです。正確には点数を落とすのが嫌で対局数が減ったというのが真相です。

「点数を落とすのが嫌」というのは、将棋倶楽部24の場合同じくらいの棋力の人と指すと勝てば16点もらえ負ければ16点もっていかれるのですが、負けてしまうと点数を戻すためにはもう一回指してしかも勝たなければなりません。つまり1時間かけて1勝0敗と3時間かけて2勝1敗は報酬が同じなのです。そのため、自己最高得点を叩き出している時などそこが自分にとって精一杯に伸びきった点数になっているので、次の対局は負ける確率の方が高く指したくないのは当然とも言えます。

理屈はそれぞれかもしれませんが、自己最高得点になっている時に指したくないのは私だけでなくよくある話です。有名なHAHAHAHAHAさんも前人未到の2800点に到達してからはしばらくの間指しませんでした^^;
当時はよく私に将棋倶楽部24を紹介してくれた友達(当時最高初段)から、「たくさん喧嘩しないと強くならないぞ」と言われたものです。

それでも点数を大事にしていた私は滅多なことでは対局をすることはなく、それなのに将棋倶楽部24は大好きなので毎日友達や高段者など他人の将棋の観戦ばかりを楽しんでいました。(おかげで今となっては高段者達の武勇伝を山ほど目の当たりにしているため、話のネタがテンコ盛です^^)

8級の頃の棋書

話は変わって昔から活字を読むのが苦手なのに本屋に行くのが大好きだった私は、行けば必ず将棋の本が置いてある場所で本棚の中の将棋の本の背表紙を眺め、私の心を揺さぶるタイトルを見つけてはその中身を理解もできないのに手に取って確認していました。

当時わけもわからずに買った本が「急戦左美濃戦法(田丸昇 著)」「駒落ちテクニック(桐山清澄 著)」、それから「前編」を読んだ方には期待通りのハイッ!「奇襲戦法(森けい二 著)」です^^;
残念ながら後者二冊はほとんど読んでおらず、モニタに向かって対局している私の背中の向こうの本棚の中で御守りとなってくれていました。「急戦左美濃戦法(田丸昇 著)」だけは第1章だけ斜め読みそしてそこで覚えた天守閣美濃と米長玉が6級昇級への起爆剤になりました。

ところで8級の頃私の将棋人生にとって心に残る出来事がありました。将棋倶楽部24でのこと。
ある8級の方から挑戦を受け対局したのですが、不利になっても投げ切れなかった私は無理な攻めを続け、それも受けきられそれでも投げずに自玉を詰められないように努力していました。しかし相手の人は玉を攻めるのでなく、取れる駒を全てもぎ取りに来ました。時々ある話です。そして気付いた時には私の駒は10枚弱。つまり全駒(玉以外の全ての駒を取られること)を狙われていたわけです。なんだかすごく悲しい気持ちになり、私は絶対に押したくなかった投了ボタンを押しました。

その対局の後、すぐに対局室に入り直しました。すると速攻でプッという音とともに8級の方から挑戦が!名前を見ると前の対局の時の相手でした。インターネット上で体験した出来事の中で一番恐ろしい瞬間でした。ならばただ断ればいいだけの話なのに、数秒間「ここで逃げるのか?」「ここで逃げていいのか?」と自問自答し、そしてその対局を受けました。(なかなか笑わせてくれます^^)そして結果は意外にあっさりと勝ちました!(ドラクエのレベルアップ効果音を思い出して頂ければ幸いです^^;)その件があってか今でもかなり投げっぷりが良いです。ちなみにその人、今さっき名簿みたら10級(最高7級)でした。

8級になってから6級になるまでに5ヶ月間くらいの期間を要しました。(10級から8級になるまでは約2ヶ月)対局時間は相変わらず持ち時間15分(切れたら1手1分)でしたが、10級から8級になる時よりも明らかに対局数が減りました。3分の1か4分の1に激減していたと思います。その代わり意味もわからず、高段者の対局をぼけーっと観ている時間は長かったです。将棋に費やしている1日の時間は、8級になるまでと変わらなかったです。進歩した部分があったとすると天守閣美濃と米長玉を覚えたことくらいだと思います。(それはかなり役立ちました)

上の棋譜を見ると、中盤での手作りは今(初段)とそれほど変わらないのでないかと思いました。実際1級の人達と指しても、5局くらい指せば一発がはいってました。(相手が油断していたのかもしれません。)しかし序盤力と特に終盤力は随分今の実力とは差がありそうです。どうやってその実力が増したのかは、話が長くなりましたのでまた気が向いた時に書きたいと思います^^;次回は6級の頃の思い出話を書く予定です。

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Comments 10

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まっきー  
ありがとうございます

すぐに「中編」がアップされていたので、びっくりしました。
ありがとうございます。
自分は将棋が下手なのですが、最近ようやく観戦の面白さに気づきました。
自分より強い人の将棋(こういう人がほとんどですが)、
あとは自分と同じくらいの強さの人の将棋は見ていて飽きないですね。
なかなか仕事で時間をとられ、まとまった時間を作れないのですが、地道に楽しんでいきたいと思っています。
また、明日じっくり8級のころの将棋をみさせてもらいたいと思います。

2010/10/08 (Fri) 23:21 | EDIT | REPLY |   
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No title

大吉さん、おはようございます。
habu-magicです。
うまく先手の角を負担にさせて指されますね。
私はまだ4級あたりうろうろしていますが、
対局前に詰め将棋をやると弱くなり、
必至本をやると強くなる傾向がありますが、
そういうのありますか?

森けいじ九段や金子タカシさんの本を読んだ後は、
考えるのが楽しく、曲線的な読みが一時的に
できるようになっている感じです。

##それが、本読んだ直後だけでなく、日常的なら
初段になれるのかも???と思います。
このシリーズ、楽しみにしてますので、
続きもよろしくお願いします!

2010/10/09 (Sat) 11:11 | EDIT | REPLY |   
たかし  
No title

はじめまして。
続きを楽しみにしています。
上達の参考にします。

2010/10/09 (Sat) 11:40 | EDIT | REPLY |   
阪田大吉  
Re: ありがとうございます

まっきーさん、こんにちわ^^
実は「後編」にするつもりだったのですが、
書いているうちにいろいろと思い出してしまい、「中編」になりました^^;
将棋の観戦は楽しいですね。解説してくれる人が居れば、さらに楽しいです。
将棋倶楽部24では、最近はそういう人が居なくなりましたね(ちょっぴり涙)
後編もいつになるかわかりませんが、ご期待下さい^^;

2010/10/09 (Sat) 14:21 | EDIT | REPLY |   
阪田大吉  
Re: No title

habu-magicさん、以前お聞きした時は10級だったと記憶していますが、
もう4級ですか!?上達が速くてうらやましいです^^

対局前に詰将棋をやると弱くなる、というのは新しい説ですね^^;
いや、羽生名人もウォーミングアップで9手詰めを解いていると読んだことがありますもので^^;;

金子タカシさんの本は確かに効力があるような気がします。

偶然だったのか、凌ぎの手筋186を読んだ後に、点数がガンガン上がりだした記憶があるからです。
その時は、嘘のような話ですが、同じ位の点数の人の終盤が弱く見えていました。
その後、2級に落ちた時にも凌ぎの手筋186を読み、1500台に復活した経験もあります。
詰将棋の本は実戦の終盤に即役立つ、というよりも読みを鍛えるための
体力トレーニングのようなものだと、最近は考えています。

でも、habu-magicさんは、そのスピードでの上達なら、初段になる日も近いかもしれないですね^^

このシリーズ、全記事中で最もコメントが付くので、好評なのかな?と思っている次第です。
ですから、続きは必ず書きますが、いつになるかわかりません。気まぐれなもので^^;

2010/10/09 (Sat) 14:35 | EDIT | REPLY |   
阪田大吉  
Re: No title

たかしさん、はじめまして^^
上達の参考になるなんて、うれしい言葉です^^
応援メッセージがあると、実は、記事更新への励みになっていたりします!

2010/10/09 (Sat) 14:41 | EDIT | REPLY |   
habu-magic  
No title

大吉さん、こんにちは。
habu-magicです。
上達は遅い方だと思います。
ただ、私にとって、ネット将棋は上達しにくいと
思います。それに気付くのに時間がかかりました。
負けるとつい、連戦、連敗して、何も得るものないのに
それを繰り返していました。(反省もせず、負けたまま
なのが悔しいので、とにかく指すようなことしてまして。)

 その後、指導棋士に、教えてもらうようになって
駒をとる量のゲームから、王をつます、
質のゲームに変わって、3級になりましたが、
仕事が忙しく、すぐに4級に戻りました。

詰め将棋、棋譜並べ、指導対局を毎日したら
あっという間に段位と思いますが、仕事優先で
忙しくなると、すぐに弱くなります。アマだと
この辺が難しいですね。仕事や勉強で
将棋をしないという選択を選ばないといけない
こともありますし。

ちなみに、8級から3級に一年半かかりました。
ネット将棋は気分転換にしたら、かなり
強くなりました。
人にもよると思いますが、
やはり、将棋は対面で指してこそ、
と最近私は思います。

##長くなりましたが、一度、大吉さんと飛車落ちくらいで
指して頂きたいなぁ。。。と思ってますが。

2010/10/10 (Sun) 15:00 | EDIT | REPLY |   
阪田大吉  
Re: No title

habu-magicさん、こんにちわ!
そして、素晴らしい話をありがとうございます^^
将棋は対面で指した方が、絶対に楽しいと思います。
8級から3級になるまでの期間は
ぼくと同じくらいです。
ぼくの場合、そこから数年間成長が止まりましたが^^

ところで、将棋倶楽部24で3級もあれば、
道場に行っても並みの棋力はあるはずですし、
趣味としてやるぶんには充分な棋力ではないのでしょうか^^?

ぼくらは仕事ではなく、ただの趣味でやっていますので、
無理して強くなることよりも、
将棋を楽しむことの方が大事だと思っています。

将棋倶楽部24の3級といえば、充分強いです!
道場に行かなければ、勝てる人は滅多に居ないと思います。
そして、手合い割りですが、3級も初段もたいして
変わらないので、対局させて頂く機会がありましたら、
その時は平手でお願いします^^!

2010/10/10 (Sun) 17:22 | EDIT | REPLY |   
たんと  
No title

横レスですが、
24の解説ですが、ニコニコ動画の生放送で、時々高段の将棋を解説している放送を配信されている方がおられます。
他にも、将棋講座や投稿棋譜の解説とか、されてる方も。

まあ、ほとんどは配信者が24で指すのを配信しているのが多いですが。

2011/01/01 (Sat) 20:09 | EDIT | REPLY |   
阪田大吉  
Re: No title

たんとさん、はじめまして。
つきあいのある何人かの将棋ファンからも「ニコニコ動画」の話を聞いたことがあります。
近日中に、早速見に行ってみたいと思います。貴重な情報ありがとうございます^^

2011/01/02 (Sun) 14:30 | EDIT | REPLY |   

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