獅子王戦(羽生三冠vs加藤九段)の感想

プロ将棋
3月26日に行われた第零期獅子王戦予選第1局(羽生善治三冠vs加藤一二三九段)は、131手で羽生善治三冠が勝ちました。

第零期獅子王戦は羽生三冠、加藤九段、先崎九段、藤井四段の4名によるトーナメント。



<感想>
加藤九段はさすがの存在感で、名人及び三冠を圧倒していました。

居るだけで全将棋ファンを朗らかな気分にさせるオーラは健在。

戦型は先手の羽生三冠が変則的な四間飛車で、後手の加藤九段はもちろん居飛車。

見ない形でしたが、たまたま激指4の盤面に並べながら見ていたのですが、36手までは定跡局面になっていたようです。

とても迫力のある仕掛け手順なのですが、調べたところ、それを指していたのは2004年3月の加藤九段でした。そのあたり、羽生三冠の加藤九段に対する尊敬の念が伝わってきた次第。

対局の方は、加藤九段の48手△6六香、その力強い攻撃の一手がやや疑問手だったらしく、数手後には羽生三冠の攻めが加速し、加藤九段が自陣に金銀6枚を使う、加藤九段側としては我慢の局面が続きました。

最後は加藤九段も攻撃態勢を作っていたのですが、段位認定問題に出てきそうな、盤上の二枚の角のタダ捨てから入る鮮やかな即詰みが決まり、羽生三冠が勝利。

加藤九段もまさか詰むとは思っていなかった模様。あのすご過ぎる手順の即詰みを逃さなかったあたりも、羽生三冠の加藤九段に対する尊敬の念を見た気がします。

感想戦では加藤先生の言葉が一番で、名人、三冠、藤田女流がまるで子どものように、すごく喜びながら対応していた姿が、とてもほのぼのしていて良かったです。

やっぱり、加藤先生ですね。

羽生三冠vs加藤九段の対局を、佐藤名人が解説するという、本当にスゴイ映像でした。
なお、タイムシフトの視聴期限は4月29日までのようなので、ご注意下さい。


<コンピュータの形勢判断>
獅子王戦予選第1局 形勢評価グラフ
※青色は激指14七段+、赤色はGPS将棋
※コンピュータの判断が正しいわけではありません。

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