獅子王戦決勝(羽生三冠vs藤井四段)の感想

プロ将棋
3月26日に行われた第零期獅子王戦決勝(羽生善治三冠vs藤井聡太四段)は、129手で羽生善治三冠が勝ちました。優勝した羽生三冠には「3月のライオン」の原作者・羽海野チカさんのイラスト付きの賞状が贈られました。

第零期獅子王戦は羽生三冠、加藤九段、先崎九段、藤井四段の4名によるトーナメント。



<感想>
非公式戦とはいえ、羽生三冠と藤井四段との対局の模様が初めて配信された注目の一局。(※炎の七番勝負の対羽生三冠戦の方が先に行われているという噂だが真相不明)

ニコ生での対局前の勝者予想は、羽生三冠が83.7%、藤井四段が16.3%で妥当な数字だと思います。

序盤は先手の羽生三冠が、藤井四段を相手に藤井システムを使い、大盤解説で佐藤名人が言葉を選ぶのにこんがらがっていた展開。

羽生三冠が四間飛車を使うというのは、様子見なのか。それとも、経験の差で勝負する羽生流の闘い方なのか。そういえば、最近、古い将棋を指しているのを時々見ます。いろいろと考えさせられて興味深いところ。

対する藤井四段もさすがの強さで、持ち時間10分(秒読み30秒)の対局にもかかわらず、あまり知らないはずの戦型を、途中前例を外れている局面もあったのかもしれませんが、激指4によると41手までが定跡手となっていました。

しかし、経験の差が出たのか、対局は終始羽生三冠ペースで進みました。

75手からはしばらく千日手模様になったのですが、藤井四段の方が84手で銀の打ち場所を変えると(羽生三冠の応手次第では同じ局面が出現)、羽生三冠は千日手を完全に避ける一手を選び、決着をつけに行きました。

最後は羽生三冠の玉が追い詰められる寸前で際どくは見えたのですが、むしろ、羽生三冠の方が一手差勝ちを狙っていたという感じで、やっぱり羽生三冠は強かったです。

多くの将棋ファンをワクワクさせた、素晴らしい一局だったと思います。(まさか、藤井システムを見れるとは思いませんでした)

いつの日か、羽生三冠と藤井四段がタイトル戦の場で闘う姿を是非見たいものです。


<コンピュータの形勢判断>
獅子王戦決勝 形勢評価グラフ
※青色は激指14七段+、赤色はGPS将棋
※コンピュータの判断が正しいわけではありません。


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