詰将棋の達人(書評)

詰将棋の本

難易度:★★★★★★★★★☆
満足度:★★★★★

内容


「サンケイスポーツ」に掲載された勝浦修九段の「詰将棋道場」から200題を収録。


構成


1ページ1題で、問題図下にヒントと「○分で○段」の棋力の目安。次のページに解答解説。


書評


手数ごとにまとめられており、問題図のほとんどが右上5×5または4×6の範囲に駒が配置され、使用駒は10枚前後。入玉形というのはなかったと思います。

私が1題に要した平均時間と正解率は下の通り。

棋力→将棋倶楽部24の二段、将棋クエスト10分の三段


項目問題数平均時間正解率
7手詰25問2分54秒96.0%
9手詰75問10分20秒90.7%
11手詰75問12分40秒94.7%
13手詰25問15分07秒84.0%
TOTAL200問10分52秒91.5%


難易度は7手詰は手数のわりに簡単なものが多かったですが、他は手数のわりにやや難しめの問題が多い気がしました。

以前、勝浦九段の「新・詰将棋道場」を読んだ時も思いましたが、勝浦九段の作品は手数のわりにやや難しめの作品が多い印象です。

梧桐書院の原田詰将棋200題シリーズよりも、難易度はワンランク上だと思います。

この本の最もな特徴は二桁手数の問題が100題も収録されていること。そういう本は少ないので、その点はポイントが高いです。

対象は明らかに有段者向け。棋力が合えば、読みを鍛えるのにとても良い本になると思います。

私の場合、1問平均11分も掛かるので、解き進めるのは結構しんどかったですが、全題を解き終えた後はかなりの充実感がありました。


目次


第1章 7手詰め 25問
第2章 9手詰め 75問
第3章 11手詰め 75問
第4章 13手詰め 25問
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コメント
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    2017/06/22 06:33
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