高橋道雄の超実戦詰将棋初段・二段・三段(書評)

詰将棋の本

難易度:★★★★★★★★★☆
満足度:★★★★☆

内容


「実戦の終盤」をコンセプトとした詰将棋問題集。「高橋道雄の囲い別詰将棋 初段・二段・三段」の続編にあたる。3~25手詰まであるが、7~17手詰が主体で、13手詰が43問と最も多い。


構成


1ページ1題で、問題図上に手数と「〇段○分」の目安とヒントが書かれている。また、問題図下に小さく、将棋用語の英訳のオマケがある。


書評


問題図は1一に香車、2一に桂馬が配置されたものが多い実戦形ですが、囲い形は数題のみ。

手数の平均は12.9手。駒数は盤面・持ち駒併せて12.6枚。

私が1問に要した平均時間と正解率は次の通り。

棋力→将棋倶楽部24の二段、将棋クエスト10分の三段。

項目問題数平均時間正解率
初段編30問7分53秒96.7%
二段編40問10分49秒92.5%
三段編30問20分43秒90.0%
姉妹局編50問9分27秒90.0%
TOTAL150問11分45秒92.0%


※備考
初段編は7~13手詰で、そのうち20問は11手詰。
二段編は13手詰(29問)と15手詰(11問)
三段編は15~23手詰で、15手と17手で7割。
姉妹局編は3~19手詰と25手詰。

この本を読む直前に「詰将棋の達人」を読んでいたのですが、こちらの方が難度は上です。

実は6年前、私が将棋倶楽部24で初段の頃、この本の前半50題を解いたところで、心が折れてそのままほったらかしにした過去があります。

今回は気合を入れて解いたのですが、第3章の三段編は泣きたくなるほど難しい問題の連続でした(笑)

それだけに全題を解き終えた時には、結構な充実感がありました。

こういう実戦形で、二桁手数が120題も収録されている本は珍しく、買っておいて良かったと思う一冊です。


目次


第1章 初段編30問
第2章 二段編40問
第3章 三段編30問
第4章 姉妹局編50問
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コメント
  • 2023/01/29 12:56
    この第67問、3手目▲3三金を△同桂と取ると、詰まなくないですか?以下、▲同角成に、△1二玉 ▲1三銀成 △同玉 ▲2二銀 △1二玉 で、打ち歩詰めになります。
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