初段の[実戦]詰将棋150題(書評) - 将棋のブログ

初段の[実戦]詰将棋150題(書評)

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対象棋力:将棋倶楽部24の1級~六段、ヤフーの橙~赤

阪田大吉の満足度:80%



7手詰までの最初の45問を解いている時は、サクサク解けて、自分が強くなったような錯覚を起こし、「これは楽しい問題集だ!」と思いました。ところが・・、9手詰以降はなかなか難しく、30分以上考えても正解にたどりつけない問題がチラホラありました><

どのくらいの難易度かといいますと、1問あたりの平均考慮時間は下の表の通りです。

初段の詰将棋150書評


補足説明をしておきますと、9手詰以降は1分くらいで解けるものも数問あったのですが、11手詰以降には30分以上考えても正解がわからないという問題が結構ありました。精神的に弱いのか、そういう問題が続くとへこみます^^;

手数的には、先日紹介した「頭の体操 実戦詰将棋を楽しむ」と似ているのですが、この本の方が難易度は高いです。その理由のひとつに、こちらの本では「どの合い駒を使うか」を考えさせる問題がたくさん出題されています。

表紙に[実戦]をうたっていますが、むしろ作品性を重視した問題が多いです。ですから、正解手順を導き出した時には、技をひねり出した満足感が得られます。

タイトルを「強くなる!将棋倶楽部24で初段の詰将棋150」とすれば、その通りの本だったと思います。

実際、9手詰以上が主体になっていますし、将棋倶楽部24で初段付近の棋力がないとこの本の全ての問題を解き上げるのは厳しいと思われます。

それから、表紙では森内俊之九段の名前が強調されていますが、森内九段は監修者であり最初の挨拶文くらいしか書いておらず、実際に本を書いてるのは「近代将棋」の森敏宏さんです。良問が多くとても良い問題集なので、その点は気になりませんでした。

強くなる!初段の「実戦」詰将棋150題文庫本サイズの小さめの本ですが、レイアウトは上の画像のように、問題図面をページいっぱいにとり、とても見やすいです。

やや不満だったのは、解説が短いため、変化に対する解説がやや不足しているような感がありました。それから、ページ一番上の「10分で○段」というのは、あてになりません。そもそも、7手詰以降の大半が「10分で初段」ですが、7手詰と15手詰が同じレベルのわけがありません^^;


私の結論としましては、この本は将棋倶楽部24で初段前後の方や、ヤフー将棋でオレンジ以上の方にとっては、かなり良い問題集だと思います。

合い駒問題が多いので、「凌ぎの手筋186」に通じるものがありました。9手詰以降を最初解いている時は、難しいためストレスを感じることがありましたが、解いているうちに、本当に棋力を上げたいのなら、将棋倶楽部24で初段付近の私にとっては、このくらいの難易度がちょうどいいのかもしれないと思うようになりました。

1冊を解き終えた時、ワンランクレベルアップした自分が居るような、そんな充実感がありました。

将棋倶楽部24で1級以上の方や、ヤフー将棋でオレンジ以上の方で、もっと強くなりたいと本気で考えている人にはおすすめできる一冊です。



<目 次>
第1章 詰将棋の原点(3手詰・5手詰の問題25題)
第2章 シンプル イズ ベスト(7手詰の問題20題) 
第3章 実戦に役立つ(9手詰の問題30題)
第4章 手の感触を楽しむ(11手詰の問題30題)
第5章 詰将棋のだいご味がある(13手詰の問題30題)
第6章 有段者向きの問題(15手詰の問題15題)
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