第4期叡王戦(佐藤九段vs深浦九段)の感想 - 将棋のブログ

第4期叡王戦(佐藤九段vs深浦九段)の感想

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12月28日に行われた第4期叡王戦本戦2回戦(佐藤康光九段vs深浦康市九段)は、118手で深浦康市九段が勝利しました。

棋譜:佐藤 康光 九段 対 深浦 康市 九段(niconico)


<トーナメント表>
第4期叡王戦本戦 トーナメント表16


<感想>
戦型は佐藤九段の先手番向かい飛車。

序盤早々に後手に馬を作られることも辞さない手順で、先日のA級順位戦(羽生九段vs佐藤九段)の序盤戦とよく似た形。

向かい飛車側が真ん中に囲いを作る、非常に特殊な形。そして、居飛車側は序盤早々、馬付きの穴熊が組めるのですが、コンピュータもその序盤を互角と判定する、とにかく不思議な形。如何にも独創的なことで定評がある佐藤九段らしい指しまわし。

しかし、終始主導権を握っていたのは深浦九段。終盤は佐藤九段が勝負手を連発して、差が縮まっていたようにも見えましたが、深浦九段が逆転を許すことはなく、最後は先手玉を即詰みに討ち取り、118手で勝利。

ところで、中村太地七段の大盤解説を観ていて、その形勢判断と時折表示される将棋ソフト「ぽんぽこ」とのギャップが、プロの形勢判断とのギャップはよくあることですが少々気になりました。

例えば63手の局面
ぼんぽこ → 1130
中村七段 → やや後手ペース、300~400点
ボナンザ6 → 500弱

例えば70手の局面
ぽんぽこ → 1800前後
中村七段 → 後手がいいかなって感じにはなってきている
ボナンザ6 → 800前後

前も書いたことがあるのですが、評価値1000で大優勢というのはBONANZA6の頃の話で、それを今の超絶強すぎるCOMの評価値に置き換えても、対局者の心理とはかけ離れているでしょう。ヒントとして、再び書いておきます。


さて、ベスト8が出そろいました。

タイトル戦経験者が6名と今期好調の及川六段と渡辺大夢五段。

今期好調の御二方が、このまま快進撃を続けるのかどうかはとても興味深いところ。

8名のうち誰が挑戦者になっても不思議ではないです。


<コンピュータの形勢判断>
第4期叡王戦 深浦九段vs佐藤九段 形勢評価グラフ
※青色はBONANZA6、赤色はdolphin1
※コンピュータの判断が正しいわけではありません。



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