第4期叡王戦本戦(郷田九段vs永瀬七段)の感想 - 将棋のブログ

第4期叡王戦本戦(郷田九段vs永瀬七段)の感想

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1月28日に行われた第4期叡王戦本戦準決勝(郷田真隆九段vs永瀬拓矢七段)は、96手で永瀬拓矢七段が勝利しました。

永瀬拓矢七段は挑戦者決定三番勝負に進出。対戦相手は渡辺明棋王vs菅井竜也七段の勝者。

棋譜:郷田 真隆 九段 対 永瀬 拓矢 七段(niconico)


<トーナメント表>
第4期叡王戦本戦21


<感想>
戦型は郷田九段が先手で、「横歩取らせ」というのでしょうか。

横歩取りの出だしから、先手は横歩を取らずに15手▲5八玉。

すぐに、後手が16手△7六飛と横歩を取る序盤戦。

夕食休憩前後は、郷田九段ペースと言われていました。

しかし、いつしか、手番を握っている方が良く見える中盤戦。

終盤の84手△7七金打の局面は、郷田九段の先手玉が包むように寄せられていて、誰の目にも後手勝勢だと思いますが、時々表示されていた将棋ソフトぽんぽこの評価値は互角。

▲6七飛△同金▲4五角ならば「助からないと思っても助かっている」そういう局面だった模様。

ただ、持ち時間数分の中でその筋を選ぶのはほとんど人間技ではなく、郷田九段が選んだのは▲6四桂打(王手)と果敢に攻め込む剛直な一手。

これに対し永瀬七段(軍曹)は、△4一玉と最も負けない場所に玉を逃がすと、続いて△7二金(桂取り)と攻め駒を補充し、以降は駒得しながら玉を寄せられる形となり96手で勝利。

序盤でペースを握られながらも好機を逃さず逆転していく様は、さすが勝率7割超の棋士だと思った次第。


<コンピュータの形勢判断>
第4期叡王戦 郷田九段vs永瀬七段 形勢評価グラフ
※青色はGPSfish、赤色はdolphin1
※コンピュータの判断が正しいわけではありません。

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