第77期順位戦C級1組(藤井七段vs近藤五段)の感想 - 将棋のブログ

第77期順位戦C級1組(藤井七段vs近藤五段)の感想

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大阪3

2月5日に第77期順位戦C級1組(藤井聡太七段vs近藤誠也五段)が行われ、136手で近藤誠也五段が勝利しました。

談話:藤井七段「最後の一戦に全力尽くしたい」/一問一答

加藤九段の話:近藤五段が藤井七段にうまく対応/加藤一二三の目


■上位と最終局の相手 ※()内は順位
8勝1敗
近藤誠也五段(6) vs増田六段
杉本昌隆七段(7) vs千葉七段
船江恒平六段(14) vs金井六段
藤井聡太七段(31) vs都成五段

7勝2敗
高崎一生六段(4) vs小林裕士七段

参考:第77期名人戦・順位戦C級1組(日本将棋連盟)


<感想>
戦型は藤井七段が先手で今流行の角換わり腰掛銀。

ニコ生で観戦していたのですが(解説は大平六段)、20時くらいまでは大平六段の形勢判断も時折表示される将棋ソフトの評価値も、ずっと互角の状況が続いていました。

藤井七段が79手▲2三歩打とした時、大盤解説は先手がペースを掴んでいるような話になり、続く81手▲3四歩と打った時には、ほとんど藤井七段優勢かのような雰囲気に!(そのとき、ぽんぽこの評価値は藤井七段側に400前後)

ところが、近藤五段の反撃手82手△9八歩に対し、大盤では▲同香で問題ないとされていたのですが、藤井七段は時間を使い、なかなかその手を指さない。

そして、藤井七段が盤上に手をやると、指したのはまさかの83手▲2二歩成。3手前に有利を築いたはずの▲2三歩打を自ら打ち消す不思議な一手。

速い寄せがあると錯覚したのか、それとも形勢を良くないと見ていたのか。

そこから藤井七段の果敢な寄せが始まったのですが、表示される将棋ソフトぽんぽこの評価値は完全に近藤五段ペース。

最後は先手玉に詰みがある局面(111手)を藤井七段が難しい方に玉を逃がし、「ひょっとすると」の思いもよぎったのですが、20分以上の時間を残していた近藤五段は詰みを読み切っていて、136手で勝利。

それにしても83手▲2二歩成は不思議でした。良くないと見ていたのか、実は詰みまで考慮するとコンピュータの形勢判断通りではなかったのか、それとも寄せに誤算があったのか。

なんにしても、本局は近藤五段が強かったのだろうと思います。(みんな知ってるはずですが、近藤五段は強いと注目されている若手棋士の一人)

<コンピュータの形勢判断>
第77期順位戦 藤井七段vs近藤五段 形勢評価グラフ
※青色はGPSfish、赤色はdolphin
※コンピュータの判断が正しいわけではありません。

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2019/02/06 (Wed) 18:41 | EDIT | REPLY |   
阪田大吉
阪田  
鍵コメの方へ

暖かいコメントをありがとうございます。

先日の森内九段の対局は本当に素晴らしかったですよね。

2019/02/07 (Thu) 01:37 | EDIT | REPLY |   

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