第45期棋王戦予選(藤井七段vs牧野五段)の感想 - 将棋のブログ

第45期棋王戦予選(藤井七段vs牧野五段)の感想

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5月15日に第45期棋王戦予選(藤井聡太七段vs牧野光則五段)が行われ、139手で藤井聡太七段が勝利しました。

藤井七段は予選(8組)決勝進出。予選決勝の相手は都成竜馬五段。

参考:第45期棋王戦予選(日本将棋連盟)


<感想>
AbemaTVで中継されていましたが、加藤桃子女流三段が聞き手をされていました。女流棋戦でも活躍するといいと思います。

さて、本局は藤井七段が先手で、牧野五段の後手番一手損角換わり。

中盤は2筋方面が、あまり見ないタイプの銀矢倉の攻防になっていて、中盤はずっと藤井七段ペースと言われていました。

攻める藤井七段、凌ぐ牧野五段の構図だったのですが、114手まで進み、藤井七段の攻め駒が全て清算され、盤上がスッキリすると、逆転の兆しが漂うムードに一転。

残り数分しかない持ち時間の中で、手をひねり出そうと小考する藤井七段。その一着は115手▲38桂と相手の馬にあて、攻める守りになってはいるものの、軌道修正にも見える一手。

ついにチャンスが回ってきた牧野五段は、残り時間2分の全てを使い、116手△49銀の王手。一瞬、寄せの好手に見えるのですが、実はそれを選ぶと先手優勢の変化しかなくなる錯覚。

直後に、良さそうな手が見えると、とりつかれてしまう旨を話していた大平六段。盤上で起きていることを的確に言葉で伝える名解説だったと思います。

チャット欄では、少し前まで静まり返っていたのが嘘のように、物凄く元気になっていた藤井ファン。状況が目まぐるしく変わる、ドキドキの数分間がそこにありました。

以下は、藤井七段が牧野五段の攻めを切らせると、すぐに後手に勝ち目のない形となり、139手▲33角を見て牧野五段が投了。

後半、藤井七段側に少しばかり危うい局面もありましたが、そこから立て直してくるところが、さすがの強さのような気もした次第。


<コンピュータの形勢判断>
第45期棋王戦 藤井七段vs牧野五段 形勢評価グラフ
※青色はGPSfish、赤色はdolphin/orqha
※コンピュータの判断が正しいわけではありません。


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Comments 2

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とおる  
大平さん

僕も大平さんの解説良かったです。「わかりません。」とか「難しい。」しか言わない解説は嫌いです。
ZONEの伝説もあるため、大平さんは、星5つにしました。

2019/05/16 (Thu) 06:38 | EDIT | REPLY |   
阪田大吉
阪田  
Re:大平さん

解説の先生が「わかりません」と「難しい」しか言わないのでは困りますね(笑)

大平先生の昨日の解説は、上にも書いた点が、非常に説得力があり、納得しました。

2019/05/16 (Thu) 22:51 | EDIT | REPLY |   

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