第9期女流王座戦本戦(中井女流六段vs上田女流四段)の感想 - 将棋のブログ

第9期女流王座戦本戦(中井女流六段vs上田女流四段)の感想

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7月10日に行われた第9期リコー杯女流王座戦本戦トーナメント(中井広恵女流六段vs上田初美女流四段)は、191手で中井広恵女流六段が勝利しました。中井女流六段はベスト8進出。

棋譜:中井広恵女流六段 対 上田初美女流四段(日本将棋連盟)

<トーナメント表>
第9期女流王座戦本戦トーナメント4


<感想>
中井女流六段は佐藤康光九段と同じ学年で、小学生名人戦の時は準優勝だったというのだから凄まじい。(その時は準決勝で佐藤九段に勝利した方が優勝)

その後、女流棋界で清水女流六段と一時代を築き、NHK杯戦では棋聖だった佐藤九段をあと一歩というところまで追い込んだのは有名な話。

対する上田女流四段は女王を二期獲得した女流棋界の実力者で、今期女流王座戦二次予選では、注目のアマ、野原未蘭さんに勝利して本戦入りしたのは、さすがの強さで、印象的。

この御二方の戦いが、どういう戦いになるのかは興味深かったところで、戦型は後手の上田女流四段が四間飛車穴熊。棋譜コメント欄によると、得意形だそうです。

一方、先手の中井女流六段が居飛車左美濃に構えたのも予想された形とのこと。

上田女流四段ペースの中盤戦となり、72手の局面では、上田女流四段勝勢がプロ(渡辺正和五段)の見解。

ところが、中井女流六段が攻めに活路を見出そうと果敢に後手陣にアタックしているうちに、局面はあやしくなって行く難解な終盤戦に。

おまけに132手では両者が1分将棋になり、もはやどちらが勝っても不思議ではない、勝負勘が求められる、ドキドキの最終盤戦に突入。

勝利したのは中井女流六段でした。見事な勝負術で大差をひっくり返した中井女流六段。長い終盤戦、両対局者とも、観る人を熱くさせる、素晴らしいファイトでした。


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