第67期王座戦挑決T(豊島名人vs羽生九段)の感想

プロ将棋
7月12日に行われた第67期王座戦挑戦者決定トーナメント(豊島将之名人vs羽生善治九段)は、110手で豊島将之名人が勝利しました。豊島名人の次局は佐藤天彦九段vs永瀬拓矢叡王の勝者。(その対局で勝った方が斎藤慎太郎王座に挑戦)


<感想>
戦型はなんと、先手の羽生九段の四間飛車でした。

久しぶりに見た、羽生九段の四間飛車。驚きました。

藤井システム調に駒組みを進めましたが、後手の豊島名人は急戦で対抗。

羽生九段は巧く飛車角を捌いたものの、中盤はどうやら豊島名人ペース。

終盤はどちらが勝っているのかわからない形勢不明の局面もあったと思いますが、豊島名人の攻めは厳しく、守りは的確で、特に最後の寄せは圧巻。

まるで創ったかのような、持ち駒全てを使うピッタリの9手必至が炸裂してました。

序盤から絶妙の指しまわしで、さすがは名人と思わせる一局でした。

本局はAbemaTVで中継されたのですが、解説の一人に挑戦を待ち受けている斎藤王座が居たことは、とても素晴らしいことでした。


<コンピュータの形勢判断>
第67期王座戦挑決T 豊島名人vs羽生九段 形勢評価グラフ
※青色はGPSfish、赤色は水匠改/dolphin1.01
※コンピュータの判断が正しいわけではありません。


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コメント
  • No title
    2019/07/15 21:01
    豊島名人のよく言われる序盤・中盤・終盤、スキのない将棋ですね。

    羽生九段は意表の四間飛車だった様ですが、残念でした。この大一番でよく採用されたと感心します。今期は挑戦権にあと一歩のところで敗退している感があります。
  • Re:
    2019/07/16 20:38
    羽生九段の藤井システムは、デビュー間もなかった頃の藤井七段に対して、ニコ生の企画「獅子王戦」で使っていたのを覚えています(結果は羽生九段が勝利)。キャリアを生かした序盤戦術だったのかもしれませんね。うまく対応した豊島名人はさすが名人だと思います。どの棋戦でもいいので、羽生九段には挑戦者になって欲しいですよね。
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