第5期叡王戦(古森四段vs里見女流五冠)の感想

0 Comments
8月19日に第5期叡王戦四段予選(古森悠太四段vs里見香奈女流五冠)が行われ、90手で古森悠太四段が勝利しました。

棋譜:古森 悠太 四段 対 里見 香奈 女流五冠(ニコニコ)


<感想>
戦型は先手の里見女流五冠が中飛車で、後手の古森四段が三間飛車で始まる相振り飛車。

序盤は里見女流五冠の陣形が金無双の変形で、あまり見ない形だったのが印象的。

コンピュータの評価値だけを見ると65手▲82銀成が不成だと互角だったのではないかとの声もあるようです。

大盤でも千葉七段がそれを解説していましたので、不成が最善だったのだろうと思います。

しかし、形勢が互角では無かった故の勝負手だったのだろうと理解しています。(64手の局面をCOM同士に指し継がせたところ、水匠改→後手の69勝30敗1分、技巧2→後手の21勝9敗)

したがって、中盤で里見女流五冠が47手▲75銀と斜め棒銀で動いてきた瞬間に、古森四段が48手△55歩と中央制圧からの反撃の準備を進めたのが好着想であり、作戦勝ちになる好手順だったということになりそうです。

古森四段のその後の寄せも厳しい手の連続で、会心譜だったのではないでしょうか。

今日は勝利こそなりませんでしたが、里見女流五冠が男性プロと対局するのはおもしろいので、また中継があれば応援します。


<コンピュータの形勢判断>
第5期叡王戦 古森四段vs里見女流五冠 形勢評価グラフ
※青色はGPSfish、赤色は水匠改/dolphin1.01
※コンピュータの判断が正しいわけではありません。

関連記事

Comments 0

There are no comments yet.

コメントを書く