第60期王位戦七番勝負第4局の感想

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神戸2

8月20日・21日に兵庫県神戸市で行われた第60期王位戦七番勝負第4局(豊島将之王位vs木村一基九段)は、285手で木村一基九段が勝利しました。この結果、七番勝負は2勝2敗のタイ。

第5局は8月27日(火)・28日(水)に徳島県徳島市で行われます。

棋譜:第60期王位戦七番勝負 第4局(日本将棋連盟)

投了図:木村九段が2勝目を挙げ、タイに持ち込む(王位戦中継ブログ)


<感想>
木村九段が先手で相掛かりとなった本局。

注目された木村九段の封じ手(45手)は▲56歩。

前日からコンピュータが最善手に挙げていた一手。

以降は木村九段の指しまわしが素晴らしく、徐々に木村九段が有利を拡大していくこととなったのですが、本局は豊島王位の粘りが超越していました。

一方的に攻められていた豊島王位が19時頃に128手△28銀成と前に立ちはだかっていた強力な相手の飛車を取り去り脱出ルートを確保。

ならばと木村九段も129手▲82馬で脱出ルート確保の準備。

しかし、豊島王位の玉が入玉してしばらくすると、点数的に豊島王位が厳しいのではないかとAbemaTVで解説されていました。

それでも執念で指し続ける豊島王位。なんと終わった手数は話題沸騰間違いなしの285手。

あの劣勢の将棋をここまで粘るとは、200手前に予想した人は居なかったと思います。

それにしても木村九段は5月にも317手の死闘。(相手は菅井七段)

とにかくすごい対局でした。七番勝負は2勝2敗のタイ。いよいよいおもしろいことになっています。


<コンピュータの形勢判断>
第60期王位戦第4局 形勢評価グラフ
※青色はGPSfish、赤色は水匠改/dolphin1.01
※コンピュータの判断が正しいわけではありません。

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