第5期叡王戦(森内九段vs中村九段)の感想

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8月26日に第5期叡王戦九段予選(森内俊之九段vs中村修九段)が行われ、113手で森内俊之九段が勝利しました。

棋譜:森内 俊之 九段 対 中村 修 九段(niconico)

<感想>
戦型は森内九段が先手で相居飛車の力戦型。

受けに定評がある両対局者(鉄板流vs受ける青春)。

仕掛けたのは後手の中村九段でした。ニコ生画面では40手頃には森内九段側に+1000点ほどの評価値が表示されましたが、解説の大橋五段はそれほどの差には見えないと話していました。

不思議流の攻めでしたが森内九段がほとんど完璧な鉄板流の受けで応戦。

そして78手の局面は森内九段側からいよいよ反撃手が出そうな局面。このころになるとプロの先生の目にも森内九段の方が指せているのではないかという見解。

対局室が映し出されると、いつの間に森内九段が眼鏡をかけていることを嬉しそうに指摘する山根女流初段。

森内九段が指した79手は▲44桂打。相手の守備駒である金を剥がしに行く、待望の反撃手。直後、再び森内九段の姿が映し出された時、眼鏡は外されていました。なんとなく、79手▲44桂打が特別な一手に見えた次第。

その後盤上は中村九段が受け切れない形となり、玉を上部に脱出させる、捕まるか捕まらないかの入玉を目指す将棋に発展。

中村九段側にとっては、入玉してもう一勝負というところでしたが、森内九段が的確に寄せて、113手で詰み筋に入ったところで、中村九段が投了。

森内九段の受けの技術が冴えわたった一局だったように思います。


<コンピュータの形勢判断>
第5期叡王戦 森内九段vs中村九段
※青色はGPSfish、赤色は水匠改/dolphin1.01
※コンピュータの判断が正しいわけではありません。

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