第9期女流王座戦五番勝負第3局の感想

女流将棋
郡山市

11月27日に福島県郡山市で行われた第9期リコー杯女流王座戦五番勝負第3局は、西山朋佳女王が105手で里見香奈女流王座に勝ちました。

この結果、五番勝負は西山女王の2勝、里見女流王座の1勝。

第4局は12月4日に東京将棋会館で行われます。

棋譜:第9期リコー杯女流王座戦五番勝負 第3局(日本将棋連盟)

談話:終局直後(公式ブログ)
■感想
戦型は先手の西山女王が中飛車。里見女流王座は居飛車。中盤は超速と似たような形になっていました。

中飛車を得意とする御二方の中飛車は、この上なくおもしろいです。

ところで、片美濃を木村美濃に組み替えるのは、陣形が堅くなっているわけではなく、手待ちに近いのではないかとする説に、長らく「そういう気がする」と思っていました。

ところが、本局を観ているとそうでもなさそう。中盤、西山女王の玉の守りが金一枚になって薄いと思いきや、なんとその唯一の守り駒の金まで玉から離れていくまさかの61手▲26金にはぶったまげました。

61手の局面は木村美濃だからこそ出来た、上部の制空権を握る布陣ですが、これは滅茶苦茶強くないと、その後を指しこなせない布陣でもあります。

対局は中盤でわずかにリードを奪った西山女王が、その後の里見女流王座の猛追を交わし、最後は後手玉即詰みとなり、西山女王が105手で勝利。

敵陣に飛車や角を打ちおろすことなく、勝利に至るとても強い指しまわし。

はたして、第4局が決着局となるのか、それとも逆王手がかかるのか。

第4局も全将棋ファン必見です。


関連記事
記事タイトルとURLをコピーする
コメント
コメント投稿

トラックバック