受けが弱いと将棋は勝てない(書評)

将棋の本 書評

満足度:★★★☆☆
目次

内容


受けをテーマにした次の一手問題集。第1章は部分図108題、第2章は今泉四段の実戦図54題。


構成


第1章は1ページ1題、第2章は1ページ2題。ヒント有。めくって次のページに解答解説。


書評


私が1題に要した平均時間と正解率を章ごとにまとめてみました。

項目問題数平均時間正解率
第1章108問19秒85.2%
第2章54問2分53秒44.4%


第1章の部分図108問(約220頁)を読んでいる時は、級位向けの受けの基本手筋を解説する問題が多く、随分簡単でした。私でも半数以上は問題を見た瞬間、または数秒でわかる内容でした。

第2章の実戦図の問題(約50頁)になると、急に難度が高い問題集になったと思った次第。

高度な大局観と読みの力を必要とする、第1章とは別次元の受けの一手なので、私の棋力だと、答えと解説を見ても疑問が払拭されないことも少なくなかったです。

解説にはそれぞれの問題図における、プロの考え方が書かれてあるので、参考になる話もあり、今泉流の受け方もなんとなく伝わっては来たのですが、簡単な問題集と難しい問題集がセットになっていて、その間の問題集がなかったというのが率直な感想です。

※レビュアーの棋力→将棋倶楽部24の二段、将棋クエスト10分の四段


目次


第1章 受けが弱いと将棋は勝てない トレーニング編
第2章 受けが弱いと将棋は勝てない 実戦編
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