難易度:★★★★★★★★☆☆
満足度:★★★☆☆
内容
実戦に強くなれる詰将棋(1~19手詰)、全150題。
構成
問題100までは1ページ2題、問題101からは1ページ1題。ヒント有と難易度目安有。手数表示はないが手数順に並んでいる。めくって次のページに解答解説。
書評
私が1題に要した平均時間と正解率を手数ごとにまとめてみました。
棋力→将棋倶楽部24の二段、将棋クエスト10分の四段
項目 | 問題数 | 平均時間 | 正解率 |
---|---|---|---|
1手詰 | 10問 | 7秒 | 100.0% |
3手詰 | 20問 | 14秒 | 100.0% |
5手詰 | 20問 | 2分16秒 | 95.0% |
7手詰 | 30問 | 2分12秒 | 93.3% |
9手詰 | 40問 | 6分43秒 | 92.5% |
11手詰 | 15問 | 15分03秒 | 93.3% |
13手詰 | 8問 | 15分39秒 | 100.0% |
15手詰 | 4問 | 9分45秒 | 100.0% |
17手詰 | 2問 | 11分55秒 | 100.0% |
19手詰 | 1問 | 73分00秒 | 100.0% |
TOTAL | 150問 | 5分49秒 | 96.0% |
盤上の駒数(持ち駒は別)は10枚より少ない問題が多いです。
形も玉が5段目より上に配置されているものはなく、実戦形と言えるでしょう。
ただ、比較的マス目を広く使っているためか、9手詰以上は手数に比して難しかった印象。
10年前、私が将棋倶楽部24で最高1級だった頃に読んで、書評に惨憺たる結果であったことを書いていたのですが、それはそうだろうと納得しました。
もちろん、全部が難しいわけではなく、簡単な問題と難しい問題がごちゃまぜで、9手詰め以降は難しい問題の出現率が高かったという感じです。
コンセプトは「初段を目指す人のための、実戦に強くなれる詰将棋」とのことですが、将棋倶楽部24の初段を目指している人には良いかもです。私も将棋倶楽部24で初段に昇段する1ヶ月前にこの本を読みました。
妙防や限定合はほとんどなく、そういう意味でも「実戦に強くなれる詰将棋」かもしれません。
あと、問題57は初手に余詰めがあり、問題81はヒントに飛車捨ての云々と書いてますが問題図にも手順にも飛車は出てきません。どうでもいいことですが、読んだ証拠に書いておきます。
目次
持ち時間1分(30問)
持ち時間5分(50問)
持ち時間10分(70問)
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