第9期女流王座戦五番勝負第4局の感想

女流将棋
東京渋谷・新宿

12月4日に東京将棋会館で行われた第9期リコー杯女流王座戦五番勝負第4局は、144手で挑戦者の西山朋佳女王が里見香奈女流王座に勝ちました。

五番勝負は西山女王が3勝1敗で女流王座を奪取。西山女王は女流王座、女王、女流王将と併せて三冠となりました。

棋譜:第9期リコー杯女流王座戦五番勝負 第4局(日本将棋連盟)

談話:終局直後(公式ブログ)

■五番勝負の結果
第1局 135手で西山女王の勝利
第2局 133手で里見女流王座の勝利
第3局 105手で西山女王の勝利
第4局 144手で西山女王の勝利
■感想
戦型は西山女王の後手ノーマル三間飛車、対抗形。

仕掛けの段階から西山女王が攻勢に出て、そのままずっと攻めの主導権を握る展開。

西山女王の縦からの馬を主軸とした攻撃は重厚且つ的確で、さすがはノーマル三間飛車の使い手だと思わせる華麗な駒捌きでした。

それを受ける里見女流王座の粘りも驚異的で、ひょっとするとを思わせる素晴らしいファイトでした。

決着局にふさわしい、両者の懸命の頑張りが伝わってくる、大熱戦になっていました。

里見女流王座も勝負を賭けて反撃に出ましたが、逆転が起こることはなく、144手で西山女王の勝利。

まさか、里見女流王座を相手に番勝負を3回やって、3回とも勝つ女性が居たことには、本当に驚き。

西山女王の中・終盤力は何年も前からすごかったのですが、さらに強さが増しているのではないでしょうか?

ところで、里見女流王座が五番勝負で一度も飛車を振らなかったのは、少し気になったところ。対局後のインタビューで「試してみたいことがあった」旨を話していました。

今後、女流棋界のトップ争いがどのような形になって行くのかは注目です。



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