難易度:★★★☆☆☆☆☆☆☆
満足度:★★★☆☆
5手詰全200題。問題に入る前に第1章では「5手詰攻略法」として、5手詰を解く際の考え方が解説されている。出題・解説は全日本詰将棋連盟会長の柳田明氏。
構成
1ページ2題。最初の50題はヒント有。他はノーヒント。めくって次のページに解答解説。
書評
私が1題の要した平均時間と正解率は下の通り。
棋力→将棋倶楽部24の二段、将棋クエスト10分の四段
項目 | 問題数 | 平均時間 | 正解率 |
---|---|---|---|
練習問題 | 50問 | 21秒 | 100.0% |
明解5手詰 | 140問 | 36秒 | 97.9%% |
卒業問題 | 10問 | 3分08秒 | 100.0% |
TOTAL | 200問 | 40秒 | 98.5% |
問題図は多くが実戦形。玉位置は四段目もチラホラありますが、大半は三段目よりも下で、入玉形はありません。駒数も持ち駒を併せて10枚以内のものが多いです。
2週間ほど前に旧版の「5手詰ハンドブック2」を解いたのですが、その時の平均時間が55秒(正解率98.0%)でしたので、全体的には5手詰ハンドブックシリーズよりも少しばかり易しいということになりそうです。
最初の150題くらいは本当に簡単で、平均時間は22秒と練習問題も明解5手詰も難易度に差が無いように思えました。しかし、最後の50題は骨のある問題もチラホラあり、特に卒業問題10題は5手詰の割に難しい問題も多かったです。
なかでも、卒業問題第9問は初手が多く、私にとってはかなりの盲点となり、14分弱を考えました。
まとめると、最初の150題はやさしい5手詰が主体で、次の40題は普通の5手詰が主体、最後の10題は半分くらいが難しい5手詰という感じです。全体的には級位向けの問題集だと思います。
満足度は★3つとさせて頂きましたが、単に私にとっては易しかったからで、棋力が合えば満足度は上がるはずです。
目次
第1章 5手詰の攻略法
第2章 5手詰攻略法 練習問題50題
第3章 明解5手詰140題
第4章 卒業問題10題
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