第45期棋王戦五番勝負第2局の感想

プロ将棋
宇都宮市

2月16日に栃木県宇都宮市で行われた第45期棋王戦五番勝負第2局(渡辺明棋王vs本田奎五段)は、97手で本田奎五段が勝ちました。この結果、五番勝負は1勝1敗のタイ。第3局は3月1日(日)に新潟県新潟市で行われます。

棋譜:第45期棋王戦五番勝負第2局(日本将棋連盟)

談話:終局直後(棋王戦中継plus)

■感想
戦型は本田五段が先手で相掛かり。

渡辺棋王は昼食休憩明けから数手で全然駄目になってしまったとの感想。

しかし、AbemaTVの中継では、本田五段の81手▲91角成から、コンピュータの評価値を根拠に差が随分詰まったと盛り上がっており、逆転が起こりそうな雰囲気が起こっていました。

それでも、本田五段の87手▲54桂打(歩頭桂の王手)の妙手~89手▲58飛(金と交換の飛車切り)~91手▲73馬(タダ捨ての王手)の好手順で再び優位を拡大。

そして最後は93手▲61金打のタダ捨てが決め手となり、渡辺棋王の後手玉が即詰み。

ところが、もし94手が△同玉ならば少しばかり紛れていたという終局後の現地大盤解説会場での結論。

ただ、渡辺棋王は早くからあきらめていたらしく、△同玉は頭から捨てていたようで、計算機では計算することができない、勝負のおもしろさが伝わってきた次第。本田五段がハッタリで勝った旨を話していて、大盤解説会場を和ませていました。

なんにしても、1勝1敗のタイになったことで、五番勝負がぐっと面白くなってきたのは事実。

それにしても、先日の叡王戦も本局も、渡辺棋王が早い段階で形勢を悪くしており、過密スケジュールが関係あるのか、それともたまたまなのか。


■コンピュータの形勢判断
第45期棋王戦第2局 形勢評価グラフ
※青色はGPSfish、赤色はKristallweizen
※コンピュータの判断が正しいわけではありません。

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