第68期王座戦挑戦者決定戦の感想

プロ将棋
東京渋谷・新宿

8月3日に東京将棋会館で第68期王座戦挑戦者決定戦(渡辺明二冠vs久保利明九段)が行われ、122手で久保九段が勝ちました。久保九段は永瀬拓矢王座への挑戦権を獲得。

目次

五番勝負の日程


第1局 9月03日(木)神奈川県秦野市
第2局 9月09日(水)京都府京都市
第3局 9月24日(木)宮城県仙台市
第4局 10月06日(火)兵庫県神戸市
第5局 10月14日(水)山梨県甲府市

参考:五番勝負日程(王座戦中継ブログ)

感想


棋譜(日本将棋連盟)
http://live.shogi.or.jp/ouza/kifu/68/ouza202008030101.html

戦型は後手の久保九段が四間飛車。

72玉のまま金無双のような駒組みで戦う、令和に現れた四間飛車ですが、棋譜コメント欄を読むと△72金直と上がらない形は「耀龍(ようりゅう)四間飛車」とは呼ばないとのこと。

37手で渡辺二冠が▲96歩とぶつけて開戦しているのですが、これもすごいところから仕掛けてます。対抗形での玉側の端攻めはリスキーで、そこから中盤戦が始まるというのはサプライズ。

しかし、棋譜コメントを見ると「狙いの逆襲」と書かれてあるので、令和の対抗形ではこれが普通なのでしょうか?

それで8筋9筋の玉頭戦は久保九段の方が巧く指しまわし、55手以降はAbemaの形勢判断は60%数パーセントで久保九段優勢。

ところが、そこから寄せ切るのが物凄く難しかったのか、それとも渡辺二冠の凌ぎが素晴らしかったのか、78手では久保九段が自陣に手を戻さざるを得ない状況となり、優劣逆転。

そこから数手で夕食休憩となったのですが、局後に久保九段も形勢が悪いことを意識していた旨を話していました。

ところがところが、そうなってからが、粘りのアーティストの本領を発揮。

再逆転に成功すると、そのまま122手で久保九段の勝利。

五番勝負では、男性プロのタイトル戦では珍しい振り飛車を見れそうです。

余計なことかもしれませんが、五番勝負では収まらない対局数になりはしないかと、そういう思いがふと頭の中をよぎったりもした次第。


AIの形勢判断


第68期王座戦挑戦者決定戦
※青色はGPSfish、赤色は水匠2
※AIの判断が正しいわけではありません。

関連記事
記事タイトルとURLをコピーする
コメント
コメント投稿

トラックバック