渡辺棋王が棋王戦9連覇の感想

プロ棋戦
3月17日に第46期棋王戦五番勝負第4局(渡辺明棋王vs糸谷哲郎八段)は、98手で渡辺棋王が勝ちました。五番勝負は渡辺棋王が3勝1敗として、棋王戦9連覇を達成。

タイトル獲得数も通算28期となり、谷川浩司九段を抜き、歴代単独4位となりました。


■タイトル獲得回数歴代ベスト5
1位 羽生善治 99回(136)
2位 大山康晴 80回(112)
3位 中原誠 64回(91)
4位 渡辺明 28回(37)
5位 谷川浩司 27回(57)
※敬称略
※()内はタイトル戦登場回数

■感想
第4局は糸谷八段先手の角換わりでしたが、渡辺棋王が有利→優勢→勝勢→勝ちと、波乱なく進行した感じ。

渡辺棋王は第1局こそ落としましたが、それ以降は安定感抜群の指しまわしで、危なげなく防衛した、そういう感じでした。

さて、渡辺棋王が棋王戦9連覇とタイトル通算獲得数28期を達成したわけですが、そのことはハッキリ言ってすごい。

渡辺棋王の場合、なんといっても防衛率がすごい。竜王戦でも9連覇を達成しているのは有名な話。あの頃も、森内先生が三度目の正直で奪取するまでは、渡辺竜王(当時)の負けるイメージが浮かびませんでした。(あの時は、羽生世代の先生方を相手に連戦連勝を重ね、本当に超絶すごかった)

今度は棋王戦で、そういう状況を作り出していて、改めてその強さを思い知った次第。

実際、渡辺棋王がタイトル戦の場で、20代30代の棋士に負けるイメージが浮かびません。これは私の勝手なイメージではなく、事実に基づいてそういう聯想になっているのだと思います。

この先もそういう状況が続いていくのか、とにもかくにも、4月から始まる名人戦七番勝負(挑戦者は斎藤八段)は全将棋ファン必見。

ところで、毎年恒例の年度末に決まる最優秀棋士賞は誰が選ばれるのか、選考員の方々を悩ます際どい争いになる予感がするのですが、とても楽しみだったりします。



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