藤井二冠が竜王戦決勝トーナメントに進出

プロ棋戦
3月23日に第34期竜王戦ランキング戦2組準決勝(藤井聡太二冠vs松尾歩八段)が行われ、75手で藤井聡太二冠が勝ちました。藤井二冠は2組で2位以上が決まり、決勝トーナメント進出が確定。

■解説動画
https://youtu.be/3ckG3aw9bCg(YOUTUBE)

目次

感想


戦型は藤井二冠が先手で横歩取りで、横歩取りらしい激しい将棋になっていました。

話題になったのは藤井二冠が57手に指した▲41銀打。

獲れる飛車を一旦見送って、銀をタダ捨てして、相手玉の逃げ場を塞いだ高等テクニック。

普通、銀などの高い駒をタダ捨てするのは、相手玉の詰みや寄せが見えている時ですが、藤井二冠は57手の時点で寄せが見えていたということでしょうか。

最善手を指し続けた十数手先の局面を描ける人だけが指せる超越した一手でした。

GPS将棋など少し前の将棋AIは▲41銀打を悪手と誤審します。2013年頃は人知を超えたとして、全知全能のように崇められていたのですけど。

そこからは藤井二冠の勝利へと収束し、最後は後手玉が即詰みの形となり、75手で藤井二冠の勝利。

藤井二冠が竜王戦決勝トーナメントに進出しただけでも充分なニュースですが、現在、公式戦17連勝中で、こちらもすごいことになっています。20を超えると、あの時の盛り上がりが再現されそうな予感。

そして、藤井二冠の今年度勝率は8割4分6厘(44勝8敗)で、勝率1位賞と最多勝利賞が確定。

今年度の最優秀棋士賞は誰を選ぶのか、本当に興味津々。


AIの形勢判断


第34期竜王戦 藤井二冠vs松尾八段
※青色はGPSfish、赤色は水匠3
※AIの判断が正しいわけではありません。


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コメント
  • 2021/03/24 20:25
    お疲れさまです。
    藤井二冠の▲4一銀は人間にはさせない手とか、騒がれていますね。かつての中原十六世名人も羽生九段も若いときに、こういう一見不思議な手を指されていた記憶があります。この感覚みたいなものを継続していって欲しいです。
    また竜王戦のランキング戦ではまだ無敗というのも凄いです。今期の挑決トーナメントが面白くなりそうですね。
  • Re:
    2021/03/26 02:28
    私は羽生九段ならば▲41銀を読むような気がします。今期も竜王戦決勝トーナメントは盛り上がることが確定ですね。
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