第48回将棋大賞の感想

プロ棋戦
4月1日に東京将棋会館で第48回将棋大賞選考会が行われた結果、各賞は次の通りに決まりました。

最優秀棋士賞 藤井聡太二冠
優秀棋士賞 渡辺明名人
敢闘賞 豊島将之竜王
新人賞 池永天志四段
最多対局賞 永瀬拓矢王座(69局)
最多勝利賞 藤井聡太二冠、永瀬拓矢王座(44勝)
勝率1位賞 藤井聡太二冠(0.846)
連勝賞 澤田真吾七段(14連勝)
最優秀女流棋士賞 里見香奈女流四冠
優秀女流棋士賞 山根ことみ女流二段
女流最多対局賞 加藤桃子女流三段(43局)
東京将棋記者会賞 杉本昌隆八段
升田幸三賞 大橋貴洸六段(耀龍四間飛車)
升田幸三賞特別賞 藤井聡太二冠の「△3一銀」(棋聖戦五番勝負第2局)
名局賞 第91期棋聖戦五番勝負第1局(渡辺棋聖vs藤井七段)
女流名局賞 第10期女流王座戦五番勝負第5局(西山女流王座vs里見女流四冠)
名局賞特別賞 第34期竜王戦2組ランキング戦 藤井二冠vs松尾八段

■参考記事
藤井聡太二冠、初の最優秀棋士賞を受賞 将棋大賞選考会で渡辺明名人を上回る得票
https://news.yahoo.co.jp/articles/d311f09802edbd1f3c6379871e28e94f7180c977

■感想
最優秀棋士賞は藤井二冠が8票で、渡辺名人が5票だったとのこと。

個人的にどちらを選ぶのか、とても興味深いところでした。

タイトル数だけならば三冠の渡辺名人ですが、藤井二冠はタイトル以外でも朝日杯優勝、銀河戦優勝、最多勝利、勝率1位、継続中の16連勝もあり、全国のお茶の間では大人気で将棋普及に大貢献していて、それらの活躍と名人位のどちらに軍配を上げるのか、結果を知るのがとても待ち遠しかったです。

私自身は名人位を他とは格の違う最高のタイトルだと思っているのですが、昨年は竜王名人を最優秀棋士賞に選んでないので、今年は渡辺名人も藤井二冠もどちらもあり得るのではないかと考えていました。

何はともあれ、藤井二冠が最優秀棋士賞に選ばれたのはとてもお目出度いニュース。

他の賞については妥当なのだろうと思っているのですが、私の中での今年度の名局賞は朝日杯準決勝の渡辺名人vs藤井二冠だったと思っています。

▲41銀(特別賞の方で出た好手)も玄人好みの素晴らしい対局だったと思うのですが、卓越した詰将棋力を駆使して絶体絶命をひっくり返した、あの素人にもわかりやすい名局を択ぶのも、ライトなファンを喜ばせたのではないかと思うのは、私の勘違いかもしれません。やっぱり、早指し棋戦は除外されるのでしょうか?

他は特に異議ありません。

東京将棋記者会賞というのは選考基準がよくわからないのですが、杉本師匠のここ数年の奔走は、誰の目にも賞をもらうにふさわしい活躍だとは思います。

選考結果を見るのはとてもおもしろかったです。


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